元ネタ・サンプリング Fivio Foreign & The Kid LAROI – Paris to Tokyo (2022) イントロからFar East Movementをサンプリング!

2020年代
2020年代F
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シングル「City of Gods」(2022)Kanye WestAlicia Keysと共演し、同年に発表したデビューアルバム「B.I.B.L.E.」では、自身初の全米チャートトップ10入りを果たしたFivio Foreign (ファイヴィオ・フォーリン)

「City of Gods」の元ネタはこちら。

アルバムには、QuavoA$AP RockyLil TjayPolo Gなどがゲスト参加し、Queen NaijaCoi Lerayとの「What’s My Name」は、Destiny’s Childをサンプリングして注目を集めました。

「What’s My Name」の元ネタはこちら。

そんな彼が、アルバム発売日と同日にTwitterでデラックスエディションのリリースを示唆し、3ヶ月後の7月にThe Kid LAROI (ザ・キッド・ラロイ)とのシングル「Paris to Tokyo」(2022)をドロップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Fivio Foreign & The Kid LAROI – Paris to Tokyo (2022)

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楽曲情報

Fivio Foreign (ファイヴィオ・フォーリン)
出身地 :ニューヨーク
生年月日:1990年3月29日
ジャンル:Hip Hop

The Kid LAROI (ザ・キッド・ラロイ)
出身地 :オーストラリア
生年月日:2003年8月17日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
Columbia Records
RichFish

プロデューサー
Prod. by SB

元ネタ・サンプリング
Far East Movement feat. Ryan Tedder – Rocketeer (2010)
Justin Bieber – Somebody to Love (2010)

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“Paris to Tokyo” 元ネタ・サンプリング

Far East Movement feat. Ryan Tedder – Rocketeer (2010)

元ネタになったのは、ロサンゼルスを拠点に活動するアジア系アメリカ人のヒップホップグループFar East Movement (ファーイースト・ムーヴメント)「Rocketeer」(2010)です。

この曲は、彼らの3枚目のアルバムにしてメジャーデビューアルバムの「Free Wired」(2010)に収録されており、アルバムのリードシングル「Like a G6」(2010)は全米シングルチャートとiTunesチャートで1位を獲得。

これは、アジア系アメリカ人グループで初めて全米シングルチャート1位を獲得する快挙となり、一躍全米中から注目を浴びることとなりました。

また当初「Rocketeer」のデモ音源では、Bruno Marsがフィーチャーされていましたが、最終的にはロックバンドOneRepublicのメンバーであるRyan Tedderが担当しています。

Far East Movement feat. Bruno Mars – Rocketeer

Far East MovementのメンバーであるKev Nish「Rocketeer」について次のように明かしています。

俺たちは基本的にスタジオに入ってヒップホップスタイルのドラム、電子シンセ、オルタナティブ・スタイルのフックを取って、それを全部マッシュアップしているんだ!
それが「Rocketeer」のような曲のインスピレーションになったんだ…。
そして、Ryan Tedderをフィーチャーすることで、信頼できるオルタナティブロックのベースをカバーすることができたんだ。
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“Rocketeer” 元ネタ・サンプリング

Justin Bieber – Somebody to Love (2010)

さらに深堀りするとFar East Movement「Rocketeer」は、カナダ出身のシンガーJustin Bieber (ジャスティン・ビーバー)「Somebody to Love」(2010)をサンプリングしています。

この曲は、彼のデビューアルバム「My World 2.0」(2010)に収録され、アルバムは全米チャート1位を獲得。

これは、男性ソロアーティストとしては1963年のStevie Wonder以来47年ぶりの最年少で首位獲得となりました。

また「Somebody to Love」は、Usherのデモ音源としてレコーディングされていたようで、そのためUsherがバックコーラスを務めています。

元々はUsherのアルバム「Raymond v. Raymond」(2010)に収録される予定でしたが、Usherはレーベルとの関係が拗れたため、この曲をプロデュースしたThe StereotypesJustin Bieberに渡すように勧められことでリリースに至りました。

そのため、後にリリースされたオフィシャルリミックスにはUsherがゲスト参加しており、リミックスは彼のアルバム「Raymond v. Raymond」の後続盤「Versus」に収められています。

Justin Bieber feat. Usher – Somebody To Love Remix (2010)

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おわりに

Fivio ForeignThe Kid LAROI「Paris to Tokyo」は、先日ロンドンで開催されたWireless Festivalで2人が披露し、それから1週間後の金曜日の午前0時にドロップされました。

しかし、冒頭で触れたデラックスエディションのリリース日や、この曲が収録されるかは未だ発表されていません。

この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。

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