元ネタ・サンプリング Mustard feat. Roddy Ricch – Ballin’ (2019) 「Rockstar」「The Box」で人気急上昇中のラッパー!

2010年代
2010年代M
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プロフィール

Mustard (マスタード)
出身地 :カリフォルニア州ロサンゼルス
年齢  :30歳
ジャンル:Hip Hop, R&B

Roddy Ricch (ロディ・リッチ)
出身地 :カリフォルニア州コンプトン
年齢  :22歳
ジャンル:Hip Hop

プロデューサー
Mustrard
GYLTTRYP

元ネタ
702 – Get It Together  (1996)

Mustard feat. Roddy Ricch – Ballin’ (2019)

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Mustard

これまでに数々のヒット曲のプロデュースワークをみせてきたMustard (マスタード)。西海岸を中心に活動していた彼は、ブレークのきっかけとなったのが2011年に発表したTygaのシングル「Rack City」を手掛け、全米シングルチャート7位にランクイン。当時、Tygaのキャリアで最もヒットした作品となり、彼と共に全米中に知名度を広げた楽曲となりました。

Tyga – Rack City (2011)

翌年の2012年にはアトランタ出身の2 Chainzのシングル「I’m Different」をMustardが手掛け、R&B/Hip-Hopシングルチャート6位にランクインし、クラブを中心にヒットしたナンバーとなりました。彼がプロデュースしたビートには「Mustard on the beat, ho」と楽曲のイントロから1バース目に入るタイミングでプロデューサータグが入るのが特徴的で、これを聞くとすぐに彼の作品というのは気づけますね。

2 Chainz – I’m Different (2012)

その後もKid Inkのシングル「Show Me」やBig Seanの「I Don’t F*ck With You」など、数々の著名アーティストを手掛け、2010年代のHip Hopを語る上で外せない人物になりました。

Kidn Ink feat. Chris Brown – Show Me (2013)

Big Sean feat. E-40 – I Don’t Fuck With You (2014)

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Roddy Ricch

2019年にNipsey Hussleのシングル「Racks in the Middle」でフィーチャーされ、グラミー賞「ベストラップパフォーマンス」を受賞したラッパーのRoddy Ricch (ロディ・リッチ)

Nipsey Hussle feat. Roddy Ricch & Hit-Boy – Racks In The Middle (2019)

Roddy Ricchは表題曲のMustardとの「Ballin’」をきっかけに自身のデビューアルバム「Please Excuse Me for Being Antisocial」をリリース。この作品は全米アルバムチャート1位に輝き、収録曲の「The Box」はグラミー賞に3部門でノミネートされるなど、一躍スターの仲間入りとなりました。

Roddy Ricch – The Box (2019)

2020年にはDaBabyのシングル「Rockstar」に客演で参加し、全米シングルチャートに7週連続で1位になり、同じくグラミー賞に3部門にノミネートされ2020年を代表する1曲になりました。

DaBaby feat. Roddy Ricch – Rockstar (2020)

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アルバム “Perfect Ten”

2019年にMustardが自身の3枚目となるアルバム「Perfect Ten」をリリース。全10曲とコンパクトな作品ながら客演にはTy Dolla $ign, Future, Meek Mill, A$AP Rockyなど旬のラッパーが脇を固めた豪華なアルバムとなりました。リード曲の「Pure Water」はMigosが客演で参加しており、クラブを中心に人気を集めた楽曲になり、Billboard誌の2019年のベストソングリストに20位にランクインしています。

Mustard & Migos – Pure Water (2019)

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元ネタ・サンプリング

表題曲の「Ballin’」はこのアルバムに収録され、3枚目のシングルとしてリリースされています。この曲は702の「Get It Together」をサンプリングしています。元ネタはこちら。

Ballin’」の0:12〜
Get It Together」の0:17〜

702 – Get It Together  (1996)

ガールズR&Bグループ702の1996年作。彼女らの故郷であるネバダ州ラスベガスの市外局番にちなんでグループ名702(セブン・オー・トゥー)と名付けられたとか。この曲は彼女たちのデビューアルバム「No Doubt」からシングルとしてリリースされ全米シングルチャート10位にランクインしました。

余談ですが「Ballin’」のMVの0:13〜は2015年に公開された映画「Straight Outta Compton」の一部をサンプリングしているように思えます。真相はわかりませんが、映画はN.W.A. が主役のストーリーだったので、インスパイアされたのかもしれません。

Ballin’

Ballin’」はサンプリングされたフレーズが切なく、ピアノの音色と相俟って哀愁漂うビートに仕上がっています。しかし力強いラップをするRoddy Ricchがトラックに勢いを与えています。曲中ではストリートから這い上がり、大金を手にした様子を歌っており「俺は一文無しだったが 今は金持ちだ」と成り上がり、気持ちが高ぶっている曲になっています。
この曲は全米シングルチャート11位、R&B/Hip Hopシングルチャート4位とヒットし、Roddy Ricchがブレークするきっかけになった楽曲にもなりました。

この作品の後にリリースされた先ほどの「The Box」や「Rockstar」で全米中の知名度を獲得し、グラミー賞に多くのタイトルでノミネートされたRoddy Ricch。また若手をフックアップし、数多くの作品を手掛けてきたMustard。今旬の彼らから2021年も目が離せません!

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