元ネタ・サンプリング Jennifer Lopez feat. Pitbull – On The Floor (2011) 元ネタは日本のシンガーもカバーしていた?!

2010年代
2010年代J
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Jennifer Lopez (ジェニファー・ロペス)は、1997年に公開されたセレーナの伝記映画で初主演し、ラテン系女優として初めて映画で100万ドル以上を稼いだと言われています。

その後「アナコンダ」(1997)「アウトオブサイト」(1998)などに出演し、ハリウッドで最も稼いだラテン系女優としての地位を確立しました。

1998年にデビューアルバム「On the 6」で音楽業界にも進出し、2001年にはセカン・アルバム「J.Lo」と映画「ウェディング・プランナー」を同時リリースし、映画とアルバムが同じ週に全米1位になった初のエンターテイナーとなりました。

2005年にリリースした4枚目のアルバム「Rebirth」からは、リードシングル「Get Right」が5カ国で1位を獲得し、ニューヨークタイムズ紙で彼女の最も「記憶に残る」曲のひとつと評されました。

2011年には、前述した「Rebirth」以来、自身最高のセールスを記録した7枚目のアルバム「Love?」をリリース。

今回はこのアルバムから、Pitbull (ピットブル)をゲストに迎えた「On The Floor」(2011)をピックアップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Jennifer Lopez feat. Pitbull – On The Floor (2011)

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楽曲情報

Jennifer Lopez (ジェニファー・ロペス)
出身地 :ニューヨーク、キャッスルヒル
生年月日:1969年7月24日
ジャンル:Pop, R&B

Pitbull (ピットブル)
出身地 :フロリダ州マイアミ
生年月日:1981年1月15日
ジャンル:Reggaton, Pop

レーベル
Island Records

プロデューサー
RedOne

元ネタ・サンプリング
Kaoma – Lambada (1989)
Los Kjarkas – Llorando se fue (1981)

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“On The Floor” 元ネタ・サンプリング

Kaoma – Lambada (1989)

元ネタになったのは、フランスとブラジルのポップスグループKaoma「Lambada」(1989)です。

彼らのデビューアルバム「Worldbeat」(1989)に収録し、全米ラテンポップアルバムチャート1位を獲得。

この曲は、フランスで180万枚、ヨーロッパ全体で400万枚以上を売り上げ、10カ国以上のチャートで1位を獲得するなど、世界的な夏のヒット曲となりました。

また日本の歌手、石井 明美も1990年にこの曲の日本語バージョンを発表し、オリコンチャートで16位を記録しています。

石井 明美 – ランバダ (1990)

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“Lambada” 元ネタ・サンプリング

Los Kjarkas – Llorando se fue (1981)

さらに深掘りすると「Lambada」は、ボリビア出身のバンドLos Kjarkas「Llorando se fue」(1981)をサンプリングしています。

彼らはボリビア史上最も人気のあるアンデス民族音楽バンドで、この曲は1982年にシングル「Wa ya yay」のB面としてリリースされたボリビア民謡です。

1980年代以降、ラテンアメリカで絶大な人気を誇り、前述のKaoma「Lambada」をはじめ、25曲以上がカバーされています。、

しかしKaoma「Lambada」は、無断で翻訳して発売されヒットした為、Los Kjarkasは訴訟を起こし、フランスで1年以上裁判を続けた結果、Los Kjarkasが勝訴しています。

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終わりに

Jennifer Lopezのアルバム「Love?」は、3曲連続でダンスクラブソングスチャートで1位を獲得し、Katy Perryに並ぶ通算11作目の1位という快挙を成し遂げてました。

また「On The Floor」は15カ国以上のチャートで1位を獲得し、全世界で840万枚を売り上げ、その年の最も人気のある曲のひとつとなりました。

このヒット曲について彼女は、次のように明かしています。

このアルバムにはずっと取り組んできたの。
ファーストシングルが本当に出るなんて、ただただエキサイティングだわ。
Pit、この仕事は大好きだよ。
彼とは以前にも一緒に仕事をしたことがあるんだけど、相性もいいんだ。
ただただ興奮してるんだ。ホットな曲だよ。

この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。

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