Doja Cat (ドジャ・キャット)は、10代の頃にSoundCloudで楽曲をリリースしてキャリアをスタートし「So High」がKemosabeとRCA Recordsの目に留まり、17歳の時にレーベル契約を交わします。
2014年にデビューEP「Purrr!」を発表、2018年にデビューアルバム「Amala」をリリースし、デラックスエディションに収録された「Mooo!」は、ミームとして人気を集めました。
注目を集める中、2019年に発表したセカンドアルバム「Hot Pink」は全米チャート9位を記録し、2021年にかけて7枚がシングルカットされるヒットとなりました。
今回はこのアルバムから、TikTokでバイラルヒットとなって注目を集めた「Say So」(2019)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Doja Cat – Say So (2019)
楽曲情報
Doja Cat (ドジャ・キャット)
出身 :カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日:1995年10月21日
ジャンル:R&B, Hip Hop
レーベル
Kemosabe Records
RCA Records
プロデューサー
Dr. Luke
元ネタ・サンプリング
Chic – Good Times (1979)
“Say So” 元ネタ・サンプリング
Chic – Good Times (1979)
元ネタになったのは、バンドChic (シック)の「Good Times」(1979)です。
この曲は、彼らの3枚目のアルバム「Risqué」(1979)に収録され、アルバムは全米チャート5位を記録。
1991年にCD化され、2011年にデジタルリマスターで再発され、2020年にはローリングストーン誌の「史上最高のアルバム500」に選出されています。
また「Good Times」も同誌の「史上最も偉大な500曲」に選ばれ、500万枚以上を売り上げるなど、当時のAtlantic Records史上最も売れた45回転シングルとなりました。
「Say So」についてドジャ・キャットが明かす
「Say So」は全米チャート4位を記録し、のちに発表されたNicki Minajをフィーチャーしたリミックスは全米チャート1位を獲得。
これは女性ラップデュオとしては初めての快挙でギネス世界記録に認定され、意外にもNicki Minajとっても初の全米No.1シングルとなりました。
この曲についてDoja Catは、次のように明かしています。
『Say So』は、私の状況をベースに制作したの。 『こっちに来ればいいのに、なんでクラブでじっとこっちを見てるの?』って考えている人を思って作ったわ。 その人が来るかもしれないし、彼女がいるから来ないかもしれないけど、いろいろな要素が絡んでくると思うの。 クラブで女の子に近づくのを恥ずかしがる男の気持ちがわからないわ。 2人とももうお酒を飲んだ後だろうし。
この機会に、元ネタと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
Doja Cat feat. Nicki Minaj – Say So Remix (2020)
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