Jack HarlowとDoja Catの新曲「Just Us」徹底解説!サンプリング元とミュージックビデオの魅力

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2025年3月21日にリリースされたJack Harlow (ジャック・ハーロウ)Doja Cat (ドジャ・キャット)のコラボ楽曲「Just Us」は、ヒットの予感を感じさせる作品となりました。

この楽曲は、両アーティストにとって初めての公式なコラボレーションであり、そのクオリティはもちろん、サンプリング元の楽曲やミュージックビデオの内容にも多くの注目が集まっています。本記事では、「Just Us」の背景、サンプリング元、ミュージックビデオについて詳しく解説していきます。

Jack Harlow feat. Doja Cat – Just Us (2025)

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初のコラボレーションと制作背景

「Just Us」の制作には複数のプロデューサーが関わっており、その中で特に注目されるのはTay Keithです。Tay Keithは、Travis Scottのの「SICKO MODE」やDrakeの「Jimmy Cooks」など、数多くのヒット曲を手掛けてきた実力派プロデューサーです。興味深いことに、Jack Harlowは今回が初めてTay Keithと共に制作した機会となりました。

通常、Jack Harlowはビートを先に受け取り、それに合わせて歌詞を書くスタイルを取りますが、「Just Us」では、ビートと歌詞が同時に生まれる形で自然に楽曲が完成したと語っています。Jack Harlow自身、制作過程を振り返り、次のように述べています。

この曲ができた経緯は本当にクールなんだ。俺がナッシュビルにいたときのことなんだけど、それまでTay Keithとは一緒に制作したことがなかった。彼からビートをたくさん送ってもらってはいたんだけど、同じ部屋で作業をしたことはなかったんだ。
それで、「ねえ、なんで一緒に来て、AngelとColeと一緒にセッションしないの? 俺はナッシュビルにいるよ」と誘ったんだ。すると彼がやって来て、そこからゼロからこの曲を作り上げたよ。
俺が曲を書いている間に、彼らは俺の前でビートを作ってくれたんだけど、いつもそうなるわけではない。たまに誰かがビートを送ってきて、俺は曲を書くだけっていうのもあるけど、これは全て同時に作られたんだ。彼らがビートを作るのと同時に俺も歌詞を書き終えて、曲をレコーディングしたらすごく自然に仕上がった。最高の曲って、そんなふうに生まれるものなんだね。
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Doja Catの共演と歌詞

Jack Harlowは、これまでに「Whats Poppin」や「First Class」などのヒット曲を生み出し、現代ヒップホップシーンで確固たる地位を築いています。一方、Doja Catは「Say So」や「Kiss Me More」などでポップとヒップホップの境界を越えたユニークなスタイルを確立し、音楽界に強い印象を与えています。

Jack Harlowは、Doja Catとのコラボレーションを長年夢見ており、彼女の才能を高く評価しています。彼はDoja Catがこの曲に注いだ情熱にも満足していると語っています。

俺は4、5年前からDojaと一緒に曲を作りたいと思っていたから、これは俺にとって大切な瞬間なんだ。彼女はとても重要で、とても才能に恵まれた、とても素晴らしい人だと思うから。彼女が曲に注いだ熱意に本当に満足している。

俺は彼女に曲を送って「調子はどう?」って話していたんだ。すると彼女は自分が持っている曲について話し始めて、「面白いことに、私も曲を持っているの。あなたに聴いてもらいたいの」って。それで彼女に曲を送ったら、彼女は「えっ?」って反応して、すぐに気に入ってくれて、すぐにレコーディングしてくれたよ。
だからタイミングの問題だと思う。ちょうどいいタイミングで人々の心をとらえて、インスピレーションを感じさせるのが大事。彼女のバースの長さや行数、流れの切り替えの多さから、彼女は本当に本気で取り組みたかったのがわかると思う。

このように、タイミングの良さとインスピレーションが重なり合った結果、2人の素晴らしい化学反応が生まれたのです。

「Just Us」は、ロマンティックでありながらも、2人のケミストリーが際立つ楽曲となっています。Jack HarlowのスムーズなフロウとDoja Catのセクシーで力強いボーカルが見事に融合し、楽曲に洗練された雰囲気を与えています。

この曲は、2人の間に生まれた軽妙で魅力的な関係を描いており、ジャックは軽快な比喩で秘密の関係を表現し、ドジャはセクシーかつ強気なスタイルで応じています。全体的にノリの良い、ユーモアとセクシュアリティが絶妙に交じり合った作品です。

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サンプリング元の楽曲とその背景

「Just Us」は、カナダのアーティストBoslenとRascalzによる「NOTE TO THE CITY (INTERLUDE)」をサンプリングしています。この楽曲は、Boslenのアルバム『DUSK to DAWN』に収録されており、シネマティックでメロディックなサウンドが特徴です。

Boslen feat. Rascalz – NOTE TO THE CITY (INTERLUDE) (2021)

Boslenはカナダ・バンクーバー出身のラッパーで、1999年生まれで、元々ラグビー選手として活躍していましたが、膝のケガをきっかけに音楽の道に転向しました。2018年にEP『Motionless』をリリースし、2019年のシングル「Eye for an Eye」やEP『BLACK LOTUS』で注目を集めました。

2021年にデビューアルバム『Dusk to Dawn』を発表し、2022年にはEP『Gonzo』が高評価を受け、2023年にはジュノー賞のRap Album/EP of the Yearにノミネートされました。音楽はトラップ、ポップ、パンクなどを融合させた独自のスタイルが特徴です。

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ミュージックビデオ: 豪華なゲストと視覚的魅力

「Just Us」のミュージックビデオも大きな話題となりました。ロサンゼルスの高級レストラン「Horses」で撮影され、ジョン・メイヤーやマット・デイモンなど、ハリウッドの大物スターがカメオ出演しています。ビデオでは、Jack HarlowDoja Catが食事をしながら親密な雰囲気を見せ、2人の相性の良さが映像でも際立っています。ユーモアを交えた演出と豪華なシーンが盛り込まれており、視覚的にも非常に楽しめる内容となっています。

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おわりに

「Just Us」は、Jack HarlowDoja Catという2人の人気アーティストが織りなすスタイリッシュで魅力的なコラボレーションです。サンプリング元のBoslen & Rascalzの楽曲や、豪華なゲストが登場するミュージックビデオなど、さまざまな要素が絡み合い、楽曲の魅力を引き立てています。両アーティストのケミストリーや音楽的な実力が見事に融合した「Just Us」は、間違いなく2025年のヒット曲となることでしょう。

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