元ネタ・サンプリング Drake – Best I Ever Had (2009) 著作権侵害で訴訟問題に!

2000年代
2000年代D
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Drake (ドレイク)
出身  :カナダ、トロント
生年月日:1986年10月24日
ジャンル:Hip Hop, R&B

レーベル
Young Money
Cash Money Records

プロデューサー
Boi-1da

元ネタ・サンプリング
Hamilton, Joe Frank & Reynolds – Fallin’ in Love (1975)

Drake – Best I Ever Had (2009)

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元ネタ・サンプリング

Drake (ドレイク)のデビューEP「So Far Gone」に収録された今作は、Hamilton, Joe Frank & Reynoldsの「Fallin’ in Love」をサンプリングしています。元ネタはこちら。

Hamilton, Joe Frank & Reynolds – Fallin’ in Love (1975)

1968年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたバンドHamilton, Joe Frank & Reynoldsの1975年作。彼らの3枚目のアルバム「Fallin’ in Love」からリードシングルとしてリリースされ、全米チャート1位にランクイン。彼らの唯一1位に輝いた作品となりました。
2010年に彼らの著作権を保有している”Playboy Enterprises” が無断でこの曲をサンプリングしているという疑惑をめぐり、著作権侵害でDrakeを提訴しました。この訴訟では、Drakeのほか、Cash Money RecordsとUniversal Music Groupを名指しし「回復不能な損害を被っており、今後も損害を被るであろう」と主張。また”Playboy Enterprises” は「著作権を侵害している全ての作品は回収され、破棄すること」を要求。裁判所は訴訟を棄却しましたが、和解金が支払われない場合は、再審理を申し立てることができると述べています。その後の進展は公になっておらず未詳となっていますが、レーベル側が和解金を支払って収拾させたのかもしれません。

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Best I Ever Had

訴訟沙汰となったこの曲は全米チャート2位にランクインし、グラミー賞に2部門にノミネートされるヒットとなりました。また後にリリースされたデビューアルバム「Thank Me Later」では日本盤にはボーナストラックとして収録されています。
またMVはKanye Westが監督を務め、Trey Songz、FabolousやYoung Money Entertainmentに所属しているLil Twist、Shanell、Lil Chuckeeがカメオ出演しています。

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プロデューサー

本作はBoi-1daがプロデュース。カナダ、トロント出身の彼は、後にDrakeとプロデューサーの40によって設立されたレーベル “OVO Sound” のプロデューサーとしても契約。2016年にRihannaの「Work」をプロデュースし、全米チャート1位に輝きました。これはSean Paulの「Temperature」以来の全米チャートでトップになったDancehallソングとなりました。

Rihanna feat. Drake – Work (2016)

Sean Paul – Temperature (2006)

2018年にはDrakeの「God’s Plan」を手掛け全米チャート1位に輝いたほか、イギリスやカナダを含む14カ国でチャートのトップを獲得。またApple MusicとSpotifyの両サービスで初日のストリーミング記録を更新し、2018年に最もストリーミングされた曲となりました。

Drake – God’s Plan (2018)

このほかにもKendrick LamarやEminem、Cardi Bといった世界的に認知度のあるラッパーを数多く手掛けているBoi-1da。業界のパイオニアとして、今後の作品にも期待が膨らみます。

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終わりに

Drakeの「Best I Ever Had」はいかがでしたでしょうか。ヒットの裏側では訴訟問題で揉めていたのは、正直意外でびっくりしましたね。この機会に彼の原点となるこの曲と、元ネタを併せて聞いてみてはいかがでしょうか。

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