Yung MiamiとJTからなるフィメールラップデュオのCity Girls (シティ・ガールズ)は、2018年にデビューアルバム「Girl Code」をリリースし、そして2020年にセカンドアルバム「City on Lock」をリリースしました。
そして今、彼女たちは3枚目のアルバムのリリースが待たれる最中、2023年8月には名プロデューサーMike WiLL Made-Itが手掛けたシングル「Face Down」(2023)をリリースしました。以下では、この楽曲の元ネタについて解説します。
City Girls – Face Down (2023)
“Face Down” 楽曲情報
リリース日
2023年8月25日
レーベル
Quality Control Music
Motown Records
プロデューサー
Mike WiLL Made-It
P-Nasty
元ネタ・サンプリング
2 Live Crew – Face Down Ass Up (1990)
“Face Down” 元ネタ・サンプリング情報
2 Live Crew – Face Down Ass Up (1990)
元ネタになったのは、フロリダ州マイアミで結成されたラップグループ2 Live Crew (ツー・ライヴ・クルー)の「Face Down Ass Up」(1990)です。
この曲は、彼らの4枚目のアルバム「Banned in the U.S.A.」(1990)に収録されており、このアルバムは当初、グループのリーダーであるLukeのソロアルバムとしてリリースされる予定でした。
その一方で、このアルバムは別の側面でも大きな注目を浴びました。
それは、ラップシーンにおいて一般的な光景となった「Parental Advisory」の警告ステッカーが初めて貼られた作品だったことです。
このステッカーは、アルバム内に性的な要素や侮辱的な表現が含まれている可能性を示唆し、保護者が子供たちに適切でないコンテンツを選ぶ際の参考にするために導入されました。このアルバムは、音楽が持つ力と影響力が社会的な規範とどのように交錯するかを再考させる、意義深い瞬間となりました。
おわりに
City Girlsは、毎年のように新しいシングルをドロップしてきた一方で、前作のアルバムから実に3年が経過しています。この間、ファンやリスナーたちは新しいアルバムのリリースを待ち望んできました。
しかしながら、前回のアルバム「City on Lock」の際には、アルバムの全曲がリリース前にインターネット上にリークされてしまい、急遽発表せざるを得ない状況に立たされました。このような経験から、新アルバムのリリースも突如となる可能性があるかもしれません。
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