MigosやLil Yachty、Lil Babyなどが所属するQuality Control Musicが2019年にレーベルのコンピレーションアルバム「Control the Streets, Volume 2」をドロップ。
Travis Scott、Meek Mill、DaBabyなどの豪華アーティストが参加したことで話題になりました。
また同年にQuality Control Music契約した、シンガーのLayton Greene (レイトン・グリーン)もアルバムに参加。
今回はこの作品から、2000年代にヒットした “アノ名曲” をサンプリングし、彼女が歌い上げる「Leave Em Alone」をピックアップ。
大ネタ使いで話題を集めたこの曲を解説していきます。
楽曲情報
Layton Greene (レイトン・グリーン)
出身地 :イリノイ州イーストセントルイス
生年月日:1998年12月4日
ジャンル:R&B
Lil Baby (リル・ベイビー)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1994年12月3日
ジャンル:Hip Hop
City Girls (シティ・ガールズ)
結成 :2017年
ジャンル:Hip Hop
メンバー:Yung Miami, JT
PnB Rock (PnBロック)
出身地 :ペンシルベニア州フィラデルフィア
生年月日:1991年12月9日
ジャンル:Hip Hop, R&B
レーベル
Capitol Records
Universal Music Group
Motown Records
Quality Control
プロデューサー
Hitmaka
Cardiak
Paul Cabbin
Rodney Jerkins
元ネタ・サンプリング
Ciara feat. 50 Cent – Can’t Leave ‘em Alone (2006)
Layton Greene feat. Lil Baby, City Girls, PnB Rock – Leave Em Alone (2019)
元ネタ・サンプリング
Ciara feat. 50 Cent – Can’t Leave ‘em Alone (2006)
元ネタとなったのはジョージア州アトランタ出身のシンガーCiaraの「Can’t Leave ‘em Alone」です。
この曲は彼女の2枚目のアルバム「The Evolution」(2006)に収録され「Get Up」「Promise」などの計4枚のシングルがリリースされました。
Ciara feat. Chamillionaire – Get Up (2006)
Ciara – Promise (2006)
アルバムは前作の「Goodies」を発売初週の売上枚数は上回り、33万8,000枚を記録。
初登場全米チャート1位に輝き、年間R&B/Hip Hopアルバムチャート7位にランクインしています。
この「Can’t Leave ‘em Alone」は収録曲の「That’s Right」とともに、当初はアルバムから2枚目のUSシングル、1枚目の世界向けシングルの候補となっていました。
CiaraのMySpaceページにはファンによる投票が掲載されていましたが、両曲を差し置いてもう1つの候補曲 「Like a Boy」が選出。
その結果「Can’t Leave ‘em Alone」は4枚目のシングルとしてリリースされています。
Ciara – Like A Boy (2006)
Control the Streets, Volume 2
今作は全36曲収録され20組以上のアーティストが参加したフルボリュームのアルバムとなりました。
またリード曲のLil Baby、DaBabyによる「Baby」はYouTubeで1億回再生を超えるヒットとなり、アルバムは全米チャート3位にランクイン。
余談ですが「Baby」は曲中で37回「Baby」というフレーズ使用されたことでも話題になりました。
Quality Control, Lil Baby, & DaBaby – Baby (2019)
終わりに
大ネタを使用した「Leave Em Alone」はいかがでしたでしょうか。
ビートが各アーティストのバースごとに変化することで、個性を引き出したナンバーとなりました。
この機会に元ネタと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
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