フランス、パリで生まれ育ったDavid Guetta (デヴィッド・ゲッタ)は、2009年のアルバム「One Love」が母国フランスのチャートで1位を獲得。
同アルバムは、UKダンスチャートでも1位を獲得し、世界各国のチャートを席巻。
6枚のシングルをリリースする大ヒットアルバムとなりました。
続く2011年にアルバム「Nothing but the Beat」をリリースし、世界5カ国以上のチャートで1位を獲得。
これをきっかけに「Nothing but the Beat 2.0」という楽曲を追加したアルバムが再リリースされることになりました。
再リリース盤からも3曲がシングルカットされ、再び話題を集める作品になりました。
今回は「Nothing but the Beat 2.0」からAkon (エイコン)、Ne-Yo (ニーヨ)が参加した「Play Hard」(2013)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
David Guetta feat. Ne-Yo & Akon – Play Hard (2013)
楽曲情報
David Guetta (デヴィッド・ゲッタ)
出身地 :フランス、パリ
生年月日:1967年11月7日
ジャンル:EDM, House
Akon (エイコン)
出身地 :ニュージャージー州ニューアーク
生年月日:1973年4月16日
ジャンル:R&B, Hip Hop
Ne-Yo (ニーヨ)
出身地 :ネバダ州ラスベガス
生年月日:1979年10月18日
ジャンル:R&B
レーベル
Virgin Records
EMI France
Parlophone
プロデューサー
Frédéric Riesterer
Giorgio Tuinfort
David Guetta
元ネタ・サンプリング
Alice Deejay – Better Off Alone (1999)
“Play Hard” 元ネタ・サンプリング
Alice Deejay – Better Off Alone (1999)
元ネタになったのは、オランダ出身のAlice Deejayの「Better Off Alone」(1999)です。
元々はDJ Jurgenによって制作されたインストで、曲が流れている最中にメンバーの1人がメロディーを口ずさみ始め、ボーカルを入れることになったと言われています。
その後、DJ JurgenはアンダーグラウンドDJであり続けたいがために “Alice Deejay” というグループを結成したことを明かし、ボーカル入りのバージョンをリリース。
この曲は、イギリスのダンスチャートで1位を獲得し、アメリカのダンスクラブチャートで3位を記録。
その後、音楽専門誌で絶賛され、トランスサウンドの発展に重要な役割を果たしたと高く評価され、それ以来エレクトロニック、トランスのクラシックと見なされています。
またラッパーのWiz Khalifaのシングル「Say Yeah」(2008)でも同ネタを使用しており、そのほかにも40曲以上でサンプリングされています。
Wiz Khalifa – Say Yeah (2008)
終わりに
大ネタをサンプリングしたDavid Guettaの「Play Hard」は、YouTubeで10億回再生を突破。
またアルバムに収録されている「Where Them Girls At」「Without You」「Turn Me On」「Titanium」が全米チャートのトップ20にランクインし、グラミー賞の「最優秀ダンス/エレクトロニカアルバム賞」にノミネート。
この年のダンスチャートを席巻する大ヒットアルバムになりました。
この機会に、アルバムと元ネタを併せて聴き直してみてはいかがでしょうか。
コメント
昔の番組を見てたらPlay Hardで聞いたことのあった音楽と同じものが流れており調べたらここに行きつきました!
疑問が解決しスッキリしました!
コメントありがとうございます。
お役に立てて嬉しいです!ぜひまた遊びにいらしてください!