2004年に「South Side」のヒットで瞬く間に全米中の注目を浴びたLloyd (ロイド)。
その後もYoung Moneyの「BedRock」(2009)で起用されるなど、業界からも高い評価を得てきました。
今回はそんな彼の代名詞とも言える「Lay It Down」をピックアップ。
今尚、クラブやイベントの終盤で耳にすることが多く、幅広い世代に愛される名曲を解説します。
楽曲情報
Lloyd (ロイド)
出身地 :ルイジアナ州ニューオリンズ
生年月日:1986年1月3日
ジャンル:R&B
レーベル
Zone 4 Inc
Interscope Records
プロデューサー
V Bozeman
Polow da Don
元ネタ・サンプリング
Patti LaBelle – Love, Need and Want You (1983)
Lloyd – Lay It Down (2010)
元ネタ・サンプリング
Patti LaBelle – Love, Need and Want You (1983)
元ネタとなったのは、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のシンガーPatti LaBelleの「Love, Need and Want You」(1983)です。
この曲は彼女の6枚目のアルバム「I’m in Love Again」(1983)に収録され、セカンドシングルとしてリリース。
お馴染みのNellyの大ヒットソング「Dilemma」でネタ使いされたことで有名ですが、Flesh-N-Boneの「World So Cruel」(1996)で初めてサンプリングしています。
Flesh-N-BoneはラップグループBone Thugs-n-Harmonyの一員であり、メンバーのLayzie Boneの兄でWish Boneのいとこでもあります。
Flesh-N-Bone feat. Rev Run – World So Cruel (1996)
Nelly feat. Kelly Rowland – Dilemma (2002)
Lay It Down
この曲はLloydの3枚目のアルバム「King of Hearts」(2011)から先行でiTunesからリリースし、R&B/Hip Hopチャート7位にランクイン。
その後オフィシャルRemixを3作発表。最初のリリースとなったのはロックテイストでアッパーなチューンに仕上がり、ラッパーのB.o.B.のラップが爽快感のある1曲になっています。
Lloyd feat. B.o.B – Lay It Down B.o.B Pop Remix (2011)
2作目はベテランシンガーのR. Kellyの美声が響き渡り、男らしさ溢れるキレのあるJeezyラップがスパイスとなった1曲です。
Lloyd feat. R. Kelly & Jeezy- Lay It Down G-Mix (2011)
最後にご紹介するのは本家Patti LaBelleが参加したRemixで、故Aretha FranklinとTeena Marieへの敬意を表した作品になりました。
サビ部分の音階が変わっているため違和感がありますが、Patti LaBelleとの掛け合いは聞き応えのあるので必聴です。
Lloyd feat. Patti LaBelle – Lay it Down Part II – A Tribute to the Legends (2010)
終わりに
Lloydの「Lay It Down」はいかがでしたでしょうか。
元ネタを追うことで、Patti LaBelleがRemixで楽曲に参加したことの偉大さが見えてくるのも面白いですよね。
オリジナルはLloydの代表曲となっていますがこの機会に元ネタ、Remixと併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
プロデューサーのV Bozemanの楽曲はこちら。
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