Tyler, The Creator (タイラー・ザ・クリエイター)は、2021年にリリースした6枚目のアルバム「CALL ME IF YOU GET LOST」が前作「Igor」(2019)に続いて全米チャートで1位を獲得し、グラミー賞「最優秀ラップアルバム賞」を受賞しました。
2023年になり、Tyler, The Creatorはアルバム「CALL ME IF YOU GET LOST」のデラックスエディション「CALL ME IF YOU GET LOST: The Estate Sale」をリリースする予定で、その先駆けとして2枚のリードシングル「DOGTOOTH」と「SORRY NOT SORRY」がリリースされました。
ここでは、「SORRY NOT SORRY」の元ネタについて解説します。
Tyler, The Creator – SORRY NOT SORRY (2023)
“SORRY NOT SORRY” 楽曲情報
リリース日
2023年3月29日
レーベル
Columbia Records
プロデューサー
Tyler, The Creator
元ネタ・サンプリング
Brighter Side of Darkness – He Made You Mine (1978)
“SORRY NOT SORRY” 元ネタ・サンプリング情報
Brighter Side of Darkness – He Made You Mine (1978)
元ネタになったのは、イリノイ州シカゴで結成されたソウルグループBrighter Side of Darknessの「He Made You Mine」(1978)です。
彼らは、1971年にシカゴの高校で結成し、1973年にアルバム「Love Jones」をリリースしました。
このアルバムに収録された同タイトルのシングル「Love Jones」は、Soulチャート3位を記録するヒットとなり、後にRZAやKeyshia Coleがサンプリングしています。
そして彼らの「He Made You Mine」は、Magic Touch Recordsから1978年にシングルとしてリリースされました。
Brighter Side of Darkness – Love Jones
Keyshia Cole – Love, I Thought You Had My Back
デラックスエディションについて明かす
シングルのリリースに先立ち、Tyler, The Creatorは自身のTwitterアカウントで「SORRY NOT SORRY」を含むアルバム「CALL ME IF YOU GET LOST: The Estate Sale」について、以下のように説明しています。
「CALL ME IF YOU GET LOST」は最終的にカットされなかった曲で作った初のアルバムでなんだ。 その中には本当に大好きな曲もあったんだけど、日の目を見ることはないと思っていたから、そのうちの何曲かを発表することにしたんだ。
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