元ネタ・サンプリング Nas – Hip Hop Is Dead (2006) 元ネタは実はカバーバンドだった!?

2000年代
2000年代N
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Nas (ナズ)
出身地 :ニューヨーク、ブルックリン
生年月日:1973年9月14日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
Def Jam Recordings
Columbia Records
The Jones Experience

プロデューサー
will.i.am

元ネタ・サンプリング
Incredible Bongo Band – In-A-Gadda-Da-Vida (1973)
Incredible Bongo Band – Apache (1973)
Billy Squier – The Big Beat (1980)

Nas – Hip Hop Is Dead (2006)

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元ネタ・サンプリング 1

Hip Hop Is Dead」は2006年に発表されたNas (ナズ)の8枚目のアルバムからリードシングルとしてリリースされました。この曲は複数の曲をサンプリングしており、今回は代表的な3曲をご紹介。1曲目はIncredible Bongo Bandの「In-A-Gadda-Da-Vida」を使用しています。元ネタはこちら。

Incredible Bongo Band – In-A-Gadda-Da-Vida (1973)

MGM Recordsに所属しマネージャーも務めていた、Michael Vinerが1972年に立ち上げたグループIncredible Bongo Bandの1973年作。1968年にロックバンドIron Butterflyがリリースした曲をカバーし、Incredible Bongo Bandのデビューアルバム『Bongo Rock』に収録されています。

Iron Butterfly – In-A-Gadda-Da-Vida (1968)

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元ネタ・サンプリング 2

2曲目に先ほどご紹介したIncredible Bongo Bandのアルバムから、彼らの代表曲「Apache」をサンプリングしています。元ネタはこちら。
※「Hip Hop Is Dead」の1:05〜

Incredible Bongo Band – Apache (1973)

1960年にリリースされたインストゥルメンタルバンド “The Shadows” の曲をカバーしています。

The Shadows – Apache (1960)

またこのカバー曲はSugarhill GangやLogicなど、サンプリングソースとしても有名です。

Sugarhill Gang – Apache (1981)

Logic feat. Wale & John Lindahl – 100 Miles & Running (2018)

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元ネタ・サンプリング 3

3つ目にBilly Squierの「The Big Beat」をサンプリングしています。元ネタはこちら。
※「Hip Hop Is Dead」の3:37〜

Billy Squier – The Big Beat (1980)

マサチューセッツ州ウェルスレイ出身のロックミュージシャンBilly Squierの1980年作。リリース後はチャートに入ることもなく、目立ったヒットにならなりませんでした。しかし現在までに300曲以上でサンプリングソースとして使われたことで名曲になりました。Jay-ZやAlicia Keysもこの曲をサンプリングしています。

Jay-Z – 99 Problems (2003)

Alicia Keys – Girl on Fire (2012)

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終わりに

大ネタを数々をサンプリングした「Hip Hop Is Dead」いかがでしたでしょうか。意外にも他の名曲も同ネタを使用していたり、元々がカバー曲を使っていたりするなど、カルチャーの勉強にもなるNas (ナズ)の1曲だと個人的には思います。真相はわかりませんが、彼もオーディエンスに深堀りしてほしいと考えていたのかもしれません。元ネタと併せてこの機会に聞いてみてはいかがでしょうか。

記事で紹介した楽曲についてのダウンロードリンクはこちらになります。お気に入りの楽曲があれば購入して頂けると嬉しいです。

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