Jeremih (ジェレマイ)にデビューシングル「Birthday Sex」(2009)は全米チャート4位を記録し、同年に自身の名を冠したデビューアルバム「Jeremih」はR&B/Hip Hopチャート1位を獲得。
翌年、50 Centをフィーチャーしたシングル「Down on Me」(2010)は、全米チャートでトップ5入りを果たし、Wale、Fabolous、The Gameなど多くのラッパーのフィーチャーリングに抜擢され、その歌声は業界でも高く評価されています。
そんな彼が、ミックステープ「Late Nights with Jeremih」(2012)の続編となるアルバム「Late Nights: The Album」(2015)をリリース。
このアルバムには、J. Cole、Future、Big Sean、Migos、Juicy Jなど多くのラッパーがゲスト参加し、その中からカリフォルニア州コンプトン出身のラッパーYG (ワイジー)とのシングル「Don’t Tell ‘Em」(2014)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Jeremih feat. YG – Don’t Tell ‘Em (2014)
“Don’t Tell ‘Em” 楽曲情報
リリース日
2014年6月6日
レーベル
Def Jam Recordings
プロデューサー
Mick Schultz
Mustard
元ネタ・サンプリング
Snap! – Rhythm Is a Dancer (1992)
“Don’t Tell ‘Em” 元ネタ・サンプリング情報
Snap! – Rhythm Is a Dancer (1992)
元ネタになったのは、ドイツで結成されたユーロダンスグループSnap! (スナップ!)の「Rhythm Is a Dancer」(1992)です。
この曲は、彼らのセカンドアルバム「The Madman’s Return」(1992)に収録されており、アルバムはドイツのアルバムチャート3位を記録。
アルバムからのセカンドシングルとなったこの曲は、全米チャート5位、世界8カ国以上のチャートで首位を獲得し、ドイツでは10週間チャートトップに輝き、イギリスでは1992年に2番目に売れたシングルとなりました。
おわりに
アルバムからのリードシングルとなった「Don’t Tell ‘Em」は、全米チャート6位、R&B/Hip Hopチャート2位を記録し、Ty Dolla $ignとFrench Montanaが参加したオフィシャルリミックスもリリースされています。
Jeremih feat. Ty Dolla $ign & French Montana – Don’t Tell ‘Em (Remix)
また、JeremihはKid Inkのシングル「Show Me」にもソングライターとして参加しており、この曲がチャートで1位を獲得した日に曲を書いたことを明かしています。
「Don't Tell 'Em」を書いた日は「Show Me」が(ラップエアプレイチャートで)1位になった日だったんだ。 自分が手伝った曲が1位になるなんて信じられるかって感じだったね。 自分のものを作らせてくれってね。
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