元ネタ・サンプリング Trippie Redd feat. DaBaby – Death (2019) 著作権を巡って裁判沙汰に?!

2010年代
2010年代T
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SoundCloudからラップスターの仲間入りを果たし、そのうちの1人に挙げられるTrippie Redd (トリッピー・レッド)

最初に大きく注目を集めたシングル「Love Scars」(2016)は、SoundCloudで人気を博し、YouTubeでは現在1億再生を突破。

彼の代表作とも言える1曲になりました。

今回はTrippie Reddのミックステープ「A Love Letter to You 4」(2019)からDaBaby (ダベイビー)がゲスト参加した「Death」をピックアップ。

疾走感溢れるビートが印象的なこの曲は、Three 6 Mafia (スリー・6・マフィア)をネタ使いしており、注目を集める1曲になりました。

元ネタについて解説します。

Trippie Redd feat. DaBaby – Death (2019)

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楽曲情報

Trippie Redd (トリッピー・レッド)
出身地 :オハイオ州カントン
生年月日:1999年6月18日
ジャンル:Hip Hop

DaBaby (ダベイビー)
出身地 :ノースカロライナ州シャーロット
生年月日:1991年12月22日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
10K Projects

プロデューサー
DJ Paul
TWhy
Xclusive

元ネタ・サンプリング
Three 6 Mafia – Hit A Muthafucka (1997)

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“Death” 元ネタ・サンプリング

Three 6 Mafia – Hit A Muthafucka (1997)

元ネタになったのは、テネシー州メンフィスで結成したラップグループThree 6 MafiaHit A Muthafucka」(1997)です。

この曲は、彼らの3枚目のアルバム「Chapter 2: World Domination」(1997)に収録。

グループとして初めて広く流通させることができたアルバムになっており、80万枚以上のセールスを記録し、自身初のゴールド認定された作品になりました。

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訴訟問題

表題曲を発表したTrippie Reddは、著作権について訴訟問題に発展しています。

これはThree 6 Mafiaが訴えを起こしたのではなく、あまり知られていないレーベル “On The Strength Records” のオーナーが提訴。

そのオーナーであるReginald Boyland氏は、2015年にThree 6 MafiaのメンバーであるDJ Paulと和解して「Hit A Muthafucka」の権利を取得。

これは、彼らと同じくメンフィス出身のラップデュオ8Ball & MJG「Pimps In The House」(1991)Hit A Muthafucka」がサンプリングしているとReginald Boyland氏は主張。

その為「Hit A Muthafucka」の権利を取得し、Trippie Redd「Death」からも利益の分配を求めることで裁判を起こしています。

これに対して流石にTrippie Reddサイドは沈黙を続けています。

アメリカではこのような著作権の権利やサンプリングを巡って、裁判沙汰になることは多いですが、今回のケースは原告側の欲深いイメージが強く出ているように感じます。

その後は未だ明らかになっていませんが、クセの強そうな方なので一筋縄では終わりそうにはありませんね。

8Ball & MJG – Pimp in the House (1991)

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