2013年にお祭り番長ことLil Jonとのシングル「Turn Down for What」は、自身初の全米チャートトップ10内にランクインし、年間Dance/Electronicチャートで1位を獲得したDJ Snake (DJ スネイク)。
またMajor Lazer、MØとのシングル「Lean On」(2015)は、世界10カ国以上のチャートで1位に輝き、YouTubeでは30億再生を超える世界的にヒットしたナンバーになりました。
そんな彼が「You Are My High」(2021)をリリース。
この曲は、70年代から80年代にかけて数々の作品を残したファンクバンドをサンプリングしています。
元ネタについて解説します。
DJ Snake – You Are My High (2021)
楽曲情報
DJ Snake (DJ スネイク)
出身地 :フランス
生年月日:1986年6月13日
ジャンル:EDM
レーベル
DJ Snake Music Productions Limited
プロデューサー
DJ Snake
元ネタ・サンプリング
The Gap Band – You Are My High (1979)
“You Are My High” 元ネタ・サンプリング
The Gap Band – You Are My High (1979)
元ネタになったのは、3人組のファンクバンドThe Gap Bandの「You Are My High」(1979)です。
この曲は、彼らの4枚目のアルバム「The Gap Band II」(1979)に収録し、ブラックアルバムチャート3位にランクイン。
アルバムは彼らの楽曲を数多く手掛けたプロデューサーLonnie Simmonsが、作品の大半をプロデュースし、50万枚以上のセールスを記録。
初のゴールドアルバムとなり、R&Bシーンに大きくその名が知られることになります。
またシングルカットとなった「I Don’t Believe You Want to Get up and Dance (Oops Up Side Your Head)」は、彼らが初めてP-Funkサウンドの要素を取り入れ、アルバムから最もヒットしたナンバーになりました。
I Don’t Believe You Want To Get Up And Dance (Oops Up Side Your Head) (1979)
終わりに
DJ Snakeの今作はイントロからサンプリングするものの、現在主流となったロービートをベースに電子音が鳴り響く彼らしい1曲に仕上がったのではないでしょうか。
また元ネタになったThe Gap Bandの「You Are My High」(1979)は、DJ Snakeと同郷人であるフランスのエレクトロニックミュージックのプロデューサーDemonもサンプリングしています。
元ネタを含め、時代を感じさせる仕上がりになっていますので、聴き比べてみるのも面白いかもしれませんね。
Demon & Heartbreaker – You Are My High (2000)
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