Lil Nas Xの最新シングル『J CHRIST』が波紋!クリスチャン・アーティストからの批判に謝罪、挑発的なメッセージを解説

2020年代
2020年代L
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ラッパーのLil Nas X (リル・ナズ・X)が2024年1月にシングル「J CHRIST」(2024)をリリースしました。
今回は、この楽曲に焦点を当てて解説します。

Lil Nas X – J CHRIST (2024)

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“J CHRIST” 楽曲情報

リリース日
2024年1月12日

レーベル
Columbia Records

プロデューサー
Omer Fedi
Gesaffelstein
Lil Nas X

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アートワークのイエス・キリストの絵に隠された真実とは?

約1年半ぶりのソロシングルとなったLil Nas Xのこの曲は、2023年12月に自身のTikTokで一部が公開され、1月12日にリリースが発表されました。その後、2024年1月にはアートワークが、彼自身のX(Twitter)で公開されました。このアートワークには、十字架の上にイエス・キリストが描かれており、Lil Nas Xは自身の作品でイエス・キリストを嘲笑していないと主張しました。

おかしなことに、この絵のどこにもイエスの嘲笑はないよ。
イエスのイメージは歴史を通して、世界中の人々の芸術に使われている。
俺はバカにしてなんかいないよ。
俺たちが生まれる前からある宗教を、門番のように守ろうとするのをやめる必要があるよ。
黙ってくれ。

そして、彼のアナウンス通り、この曲は1月12日にリリースされました。そのMVでは、Taylor SwiftEd SheeranKanye WestMariah Careyオバマ元大統領などのそっくりさんが野原を歩き、天国の門への階段を上っていく様子が描かれています。

曲の中では、Lil Nas Xが成功と自己確信に満ち、自身の成果を祝福している様子が描かれています。高級なアクセサリーや派手なクラブの雰囲気に溶け込み、成功への興奮を表現しています。
また、彼は自身の準備と勝ち取る決意を強調し、何か注目すべき計画を持っていることを示唆しており、全体的には、自己主張と成功への自信に焦点を当てた楽曲です。

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謝罪の言葉と自己認識、Lil Nas Xが新曲で引き起こした騒動に言及

Lil Nas Xはこの曲を発表後、多くのオーディエンスやクリスチャン・アーティストなどから、MV、曲のタイトル、カバーアート、マーケティングに対する反発を受け、特にイエス・キリストに扮して聖体拝領のパンを食べ、聖杯からワインを飲むTikTokをアップロードしたことが否定的なコメントの嵐を引き起こしました。

Lil Nas Xは2024年1月15日に、自身のSNSを通じて反論し、誰かを傷つけたことを謝罪し、キリスト教を嘲笑するつもりはないと述べました。

『※カニバリズム』とか『異常者』という意味で言ったのではないんだ。
でも、その点については謝罪するよ。そのことについては本当にごめん。
あれはやりすぎだった。
バカにするつもりはなかった。
これは「お前らなんてクソだ」というものではなかった。
「キリスト教徒くたばれ」と言われたが、そうではなかった。
 それは「俺がイエスのように戻ってきた」ということだったんだ。
イエスの仮装をしたのは俺が初めてではないよ。
初めてやったラッパーではないし、初めてやったアーティストでもないし、最後になることもないだろう。

※人間が人間の肉を食べる行動

また、彼は過去に自身の本名を冠したシングル「Montero (Call Me by Your Name)」のMVにおいて、キリスト教的なシンボルやテーマが含まれ、同性愛者の表現や性的な要素が取り込まれたことで、一部のオーディエンスから批判を受けました。
彼は、これらの経験から、宗教に関連する要素を含む行動が冗談に取られる可能性があることを理解していると述べています。しかし、今回の場合はそのような意図はなかったと強調しています。

俺は「Montero (Call Me by Your Name)」のビデオに関わった俺の経歴を考えると、宗教に関連する俺のあらゆる行動が冗談に見える可能性があることはわかっているんだ。
でも、今回はそうではなかった。
ただ、聖餐のビデオでは、俺がクラッカーとジュースを食べることで、あのビデオは深刻なムードを和らげようと思ったんだ。
雰囲気を軽くし、真剣に受け取らせないようにするつもりだった。
子供の頃、俺たちみんながやりたかったことだと思っていたけれど、でも、それが現実のものだという考えが理解できなかったんだ。

さらに、Lil Nas Xは今回の出来事が本当に大きなミスであることを認識しており、これが彼の精神に確実に影響を与えていると述べました。そして、自らがキリスト教のファンに対して敵対的でないことを強調しました。

今回は本当に悪いことをしたと思っているし、気にしないふりをしたいのはやまやまだけど、精神的なダメージは間違いなく受けている、 
クリスチャンのファンの皆さんには、俺が皆さんを敵視しているわけではないことを知ってほしい。
俺はみんなをより親密にし、愛を促進するためにこの世に生を受け、それが俺なんだ。
 
 
 
 
 
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Lil Nas Xの新曲「J CHRIST」は、斬新なアートワークと挑発的なメッセージで注目を浴び、リリース後にはクリスチャン・アーティストや一部のファンから批判を受けました。彼はSNSで謝罪し、意図を説明。宗教的な要素が冗談に取られる可能性を理解しつつも、今回はそのような意図はなかったと語り、ファンに対して敵対的でないことを強調し、愛を促進する存在であることを訴えました。

最終的に、Lil Nas Xは自身の「J CHRIST」が波紋を呼び起こした出来事に対して、深く考え、謙虚な態度で向き合いました。彼の言葉からは、過去の経験から学びつつも成長し、ファンとのコミュニケーションを大切にし、自らの芸術表現において異なる視点を提示する姿勢が感じられます。彼の音楽は単なる楽曲以上に、社会的な対話や理解の一環として広がり、これからも多様性と包括性を尊重するメッセージを届けていくことでしょう。

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