元ネタ・サンプリング Lizzo – Grrrls (2022) 曲のリリックに多くの批判が寄せられ、リゾはSNSで謝罪する事態に!

2020年代
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2019年に発表したメジャーデビューアルバム「Cuz I Love You」は全米チャート4位を記録、グラミー賞「最優秀アルバム賞」にノミネートされ「ベストアーバンコンテンポラリーアルバム賞」を受賞したLizzo (リゾ)

2022年には、アルバム「Special」からリードシングル「About Damn Time」(2022)をリリースし、全米チャート4位を記録したほか、世界各国のチャートでも上位にランクイン。

この曲のMVは、公開から1ヶ月でYouTubeで4000万再生され、前作のアルバムから数年経っているのにも関わらず、相変わらずの人気を誇っているようです。

そんな彼女が、アルバム「Special」からセカンドシングル「Grrrls」(2022)をリリース。

この曲はリリース当初、冒頭の歌詞に脳性麻痺の一種である『痙性斜頸』の蔑称が使われているとして、ファンや障がい者支援団体から多くの批判を集め、歌詞の一部を削除して再リリースされることになりました。

ここでは、この曲の元ネタと再リリースについて解説します。

Lizzo – Grrrls (2022)

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楽曲情報

Lizzo (リゾ)
出身地 :ミネソタ州ミネアポリス
生年月日:1988年4月27日
ジャンル:R&B, Pop

レーベル
Atlantic Records

プロデューサー
benny blanco
ILYA
Max Martin
Blake Slatkin
Pop Wansel

元ネタ・サンプリング
Beastie Boys – Girls (1986)

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“Grrrls” 元ネタ・サンプリング

Beastie Boys – Girls (1986)

元ネタになったのは、ニューヨーク出身のラップグループBeastie Boys (ビースティ・ボーイズ)「Girls」(1986)です。

この曲は、彼らのデビューアルバム「Licensed to Ill」(1986)に収録され、アルバムは全米チャート1位を獲得。

また、ビルボードアルバムチャートで首位を獲得した初のラップLPとなり、彼らのレーベルであるコロンビアレコードにとって、これまでのデビュー作の中で最も早く売れた作品で、2015年にはアメリカでの出荷枚数が1000万枚を超えています。

「Girls」は、このアルバムから7曲目のシングルとしてリリースされましたが、ライブではほとんど歌われることはなく、唯一披露されたのは1995年6月1日のカリフォルニア州サクラメントで行われたライブの1回のみでした。

またこの曲についてバッシングを受けたと、後に次のように明かしています。

あの時代にやったことで、俺らは多くの非難を浴びるし、多くの点でそれは当然だと思う。
おふざけでやったことを400万人が本気にしてしまうのは本当に恐ろしいことだ。
おいおい、そんなつもりじゃなかったんだけどな。
難しいね。
今でもそうだけど常に微妙なラインで、おふざけをしているのかどうかがわからないんだ。
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批判を受けて歌詞を変更して再リリース

Lizzo「Grrrls」は、冒頭でも述べたように多くの批判を受け、SNSで謝罪を発表し、問題の歌詞を変更した新バージョンをリリースし、以下のことを明らかにしました。

私の新曲「Grrrls」の中に有害な言葉があることに気づかされたわ。
1つだけはっきりさせておきたいのは、私は決して軽蔑的な言葉を広めたいわけではないということ。
アメリカで太った黒人女性として、私は多くの傷つく言葉を使われてきたので、言葉が持つ力を理解しているわ。(意図的であろうと、私の場合は無意識であろうと)

この機会に、元ネタとリリックに注目して聴いてみてはいかがでしょうか。

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