元ネタ・サンプリング Jack Harlow – Keep It Light (2020) ヒットの裏には悩みも尽きない?!

2020年代
2020年代J
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Jack Harlow – Keep It Light (2020) 
 

Jack Harlow
出身地 :ケンタッキー州ルイビル
年齢  :22歳
ジャンル:Hip Hop

プロデューサー
名前:Harry Fraud

元ネタ
Father’s Children – Dirt and Grime (2011)

先日デビューアルバムをリリースしR&B/Hip Hopアルバムチャート2位

全米アルバムチャート5位と好調の滑り出しとなったJack Harlow

当ブログでもアルバムについては記事にしていますので

そちらも併せて見て頂けたら嬉しいです。

 398. 今年大ブレークした若手ラッパーのデビューアルバム! Jack Harlow – Rendesvous (2020) 元ネタあり 

表題曲の「Keep It Light」はこのアルバムからの1曲となっています。

この曲はFather’s Childrenの「Dirt and Grime」をサンプリングしています。

元ネタはこちら。

※「Keep It Light」の0:00〜 「Dirt and Grime」の0:59〜

Father’s Children – Dirt and Grime (2011)

ワシントンD.C. アダムズモーガン出身のFunkバンドのFather’s Childrenの2011年作。

1970年代から活動しており、1973年にデビューアルバムを発表予定でしたが

彼らのマネージメント会社が突如なくなり、アルバムをリリースできない状況に陥りました。

しかし6年後には、ようやくレーベル会社が見つかり

1979年に念願のデビューアルバムをリリースした

苦い経験をしたバンドでもあります。

しかし面白いことに彼らの「Dirt and Grime」は

2016年にKanye Westがアルバム収録曲「Facts」で

サンプリングすることで再び注目が集まり

近年ではサンプリングソースとして有名になりました。

Kanye West – Facts (2016)
 
 

Jack Harlowの「Keep It Light」も少なからず

Kanye Westの影響を受けていると思われます。

この曲は「Facts」とは別のフレーズをサンプリングしており

曲調も全く異なる仕上がりになりました。

Keep It Light」のリリックでは、

弱冠22歳ながら、急激に周りの環境が変わり

自分がスターになることに対しての悩みを語っています。

また彼は賞賛されるほど今年ブレークしましたが

そのことについても、不快であるとラップしています。

近年、アーティストのメンタルヘルスについても話題になっているので

彼がストレスや悩みに押しつぶされてしまわないように・・・

と思ってしまいます。

Keep It Light」のプロデューサーにはHarry Fraud。

彼はFrench Montana、Chinx、Smoke DZAなどニューヨークを拠点としている

ラッパーを中心に手掛けているプロデューサーです。

過去の記事でも触れていますが、2012年にChinxの「I’m A Coke Boy」を

プロデュースしクラブヒットとなりました。

Chinx Drugz feat. French Montana – I’m A Coke Boy (2012)
 
 

こちらのリンクに元ネタなど書いた記事がありますので見て頂けたら嬉しいです! 

393. 2015年に惜しくも亡くなったラッパー Chinx Drugz feat. French Montana – I’m A Coke Boy (2012) 元ネタあり

2013年にはThe Weekndのデビューアルバム「Kiss Land」から

収録曲「Professional」を手掛けて、アルバムは全米アルバムチャート2位

UK R&Bアルバムチャート1位とThe Weekndを大きくバックアップしました。

The Weeknd – Professional (2013)
 
 

他にもWiz KhalifaやJuicy J、Joey Bada$$など多くのラッパーを

プロデュースしています。

それだけの実績がある裏側には

業界からも絶大な信頼を置かれているのだと思います。

今後もHarry Fraudの名前には要注目です。

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