2020年に発表したシングル「Baby Powder」は、杏里の「Last Summer Whisper」(1982)をサンプリングしたこともあって、日本のメディアでも多く取り上げられたJenevieve。
この曲では彼女のソウルフルな歌声を披露し、YouTubeでは1000万再生を突破。Jenevieveの代表曲の1つになりました。
「Baby Powder」(2020)の記事はこちら。
今回はそんな彼女のデビューシングル「Medallion」(2020)をピックアップ。
この曲は、40年以上のキャリアを持つサックス奏者Hubert Lawsをサンプリング。
元ネタについて解説します。
Jenevieve – Medallion (2020)
楽曲情報
Jenevieve
出身地 :フロリダ州マイアミ
生年月日:1998年1月30日
ジャンル:R&B
レーベル
JOYFACE Records
プロデューサー
JEAN BENZ
元ネタ・サンプリング
Hubert Laws – What a Night (1980)
“Medallion” 元ネタ・サンプリング
Hubert Laws – What a Night (1980)
元ネタになったのは、テキサス州ヒューストン出身のサックス奏者Hubert Lawsの「What a Night 」(1980)です。
Hubert Lawsはこれまでに3度に渡ってグラミー賞にノミネートされた実績を持ち、Debra Lawsの「Very Special」(1981)などの名曲をプロデュースしています。
また彼が手掛けた作品は、これまでに150曲以上でサンプリングされ、現代の音楽シーンに大きな影響を与えた人物でもあります。
Debra Laws – Very Special (1981)
そんな彼の「What a Night 」は1980年に発表したアルバム「Family」に収録。
この曲は、これまでにLL Cool JやZhanéといったアーティストがサンプリング。
90年代を代表するサンプリングソースの1つといえるのかもしれません。
LL Cool J – Mr. Smith (1995)
Zhané – Last Dance (1997)
終わりに
2021年にニュープロジェクト「Division」について明かしたJenevieve。
私はプロジェクトを発表する予定ですが、その直後に発売するデビューアルバムにも取り組んでいるわ。 それにいくつかのショーも予定されていて、Day N Vegasに出演することになっていて、とてもワクワクしているの。
この中で触れている「Day N Vegas」は、11月にラスベガスで行われる予定の音楽フェスで、Kendrik LamarやTravis Scottなどの豪華アーティストが参加。
Ari LennoxやJoyce Wriceなどの若手R&Bシンガーも出演予定で、Jenevieveのパフォーマンスにも期待が集まりそうですね。
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