コロンビア出身のKAROL G (カロルG)は、2017年にBad Bunnyとのシングル「Ahora Me Llama」で注目を集め、デビューアルバム「Unstoppable」は全米ラテンチャート2位を獲得しました。
2018年には、ラテングラミー賞の「最優秀新人賞」を受賞し、2019年にAnuel AA、Daddy Yankeeらとのコラボシングル「China」がリリースされ、現在までにYouTubeで20億再生を記録しています。
さらに、Nicki Minajとのコラボシングル「Tusa」は、全米ラテンチャートに25週に渡ってランクインするヒットとなりました。
そして、2023年に4枚目のアルバム「MAÑANA SERÁ BONITO」をリリースしました。
アルバムについて明かす
このアルバムはスペイン語で「明日はきっといい日になる」という意味を持ち、彼女は自分の人生を表現していると同時に、自分自身に言い聞かせていた言葉であることを明かしています。
これは間違いなく、私の人生の局面を表しているわ。 アルバム名は、何も良く感じなかったときに、自分自身に繰り返し言っていたフレーズなんだ。 私は、自分のキャリアの中で最高の瞬間を迎えていたんだけど、個人的には自分からも友達からも切り離された状態だったんだ。 不幸ではないけれど、幸せでもなかった。 だから毎日「大丈夫、mañana será bonito、明日はきっといい日になるよ」と自分に言い聞かせていたわ。
このアルバムは、全17曲が収録されており、ゲストにはShakira、Sean Paul、Sech、Romeo Santosなどが参加しています。
アルバムのオープニングトラックである「MIENTRAS ME CURO DEL CORA」は、1988年に発表されたニューヨーク出身のジャズシンガー、Bobby McFerrinの「Don’t Worry, Be Happy」をサンプリングしています。
この曲は、Bobby McFerrinの4枚目のアルバムである「Simple Pleasures」に収録されており、全米チャートで1位を獲得したことで、彼の代表曲としても知られています。
KAROL G – MIENTRAS ME CURO DEL CORA
Bobby McFerrin – Don’t Worry Be Happy (1988)
Shakiraがゲスト参加した6曲目の「TQG」は、アルバムから5枚目のシングルとしてリリースされ、世界10カ国以上のチャートで首位を獲得しました。
また、この曲のMVはYouTubeのトレンドで1位を獲得し、公開からわずか1ヶ月で4億回以上再生されました。
KAROL G, Shakira – TQG
10曲目の「GATÚBELA」は、アルバムからのセカンドシングルであり、全米ラテンチャート4位を記録し、この曲のMVは3億回再生を記録しています。
KAROL G, Maldy – Gatúbela
アルバムの最初のリードシングルである12曲目の「Provenza」は、全米ラテンチャート1位を獲得し、YouTubeでは現在までに7億回再生を記録し、ラテングラミー賞で2部門にノミネートされました。
KAROL G – Provenza
ビルボード史上発の快挙を達成
収録曲の多くはすでにYouTubeで数億回再生されていますが、アルバムのリリース初日には、Spotifyでは3570万回のストリーミングを記録し、Rosalíaのアルバム「Motomami」(2022)を超え、女性によるスペイン語アルバム最高のデビュー記録を樹立しました。
さらに、発売初週には1億1000万回以上のストリーミングを記録し、女性によるラテンアルバムとして過去最大の全米ストリーミング週間となりました。
そして、女性によるスペイン語アルバムとして初めて全米アルバムチャートで首位を獲得し、音楽史に残る快挙となりました。
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