1998年に3枚目のアルバム「Extinction Level Event: The Final World Front」をリリースし、グラミー賞「Best Rap Album」の他2部門にノミネートととなったBusta Rhymes (バスタ・ライムス)。
そんな彼が続編となるアルバム「Extinction Level Event 2: The Wrath of God」(2020)をドロップ。
9枚目のアルバムとなった今作は全米チャート7位にランクイン。
収録曲の「Where I Belong」はMariah Carey (マライア・キャリー)をフィーチャーし「I Know What You Want (2002)」をサンプリングしたことでも話題になりました。
この曲については記事にしていますので、併せて読んで頂けたら嬉しいです。
今回はこのアルバムからBell Biv DeVoe (ベル・ビヴ・デヴォー)がゲスト参加し、彼らをサンプリングした「Outta My Mind」をピックアップ。
元ネタについて解説していきます。
Busta Rhymes feat. Bell Biv DeVoe – Outta My Mind (2020)
楽曲情報
Busta Rhymes (バスタ・ライムス)
出身地 :ニューヨーク、ブルックリン
生年月日:1972年5月20日
ジャンル:Hip Hop
Bell Biv DeVoe (ベル・ビヴ・デヴォー)
結成 :1989年
ジャンル:R&B
レーベル
The Conglomerate Entertainment
プロデューサー
Dready
Busta Rhymes
元ネタ・サンプリング
Bell Biv DeVoe – Poison (1990)
Busta Rhymes feat. Pharrell Williams & Diddy – Pass the Courvoisier Part Ⅱ (2002)
元ネタ・サンプリング 1
Bell Biv DeVoe – Poison (1990)
元ネタとなったのはR&BグループBell Biv DeVoe (ベル・ビヴ・デヴォー)の「Poison」(1990)です。
3人組R&Bユニットの彼らは、6人組R&BグループNew Editionのメンバーで結成し
Ricky Bell
Michael Bivins
Ronnie DeVoe
メンバー名前の一部をとってグループ名がつけられています。
「Poison」は彼らのデビューシングルとしてリリースし、全米シングルチャート3位、R&B/Hip Hopシングルチャートでは1位を獲得。
リリース当時はエイズに対する意識が非常に強かったため、女性や性病やついて歌った内容でありながら彼らの代表曲になりました。
元ネタ・サンプリング 2
Busta Rhymes feat. Pharrell Williams & Diddy – Pass the Courvoisier Part Ⅱ (2002)
2つ目に元ネタとなったのはBusta Rhymes自身の「Pass the Courvoisier Part Ⅱ」(2002)です。
この曲は彼の5枚目のアルバム「Genesis」に収録した「Pass the Courvoisier」にPharrell Williamsが追加ゲスト参加した1曲。
R&B/Hip Hopチャート4位にランクインし、クラブを中心に人気を博したナンバーになりました。
終わりに
Busta Rhymesのアルバム「Extinction Level Event 2: The Wrath of God」(2020)は、前述した1998年のアルバムの続編と言われるだけに、自身の楽曲をサンプリングしたナンバーが際立つ作品になりました。
この機会に元ネタと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
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