2019年にイギリス、ロンドンで結成された3人組R&BグループFLO (フロー)は、Island Recordsとの契約後、イギリスのプロデューサーMNEKが手掛けたシングル「Cardboard Box」(2022)でデビューを果たしました。
この曲は、Spotifyで2900万回以上のストリーミングを記録し、デビューEP「The Lead」(2022)のリリースでさらに注目を集め、そして2023年にはイギリスのラッパーStormzyの「Hide & Seek」のリミックスにフィーチャーされるなど、多くのオーディエンスから知られる存在となりました。
さらに、2023年のBrit Awardでは、ガールズグループとして史上初の「ライジングスター賞」を受賞するなど、勢いに乗るFLOは、アメリカのベテランフィメールラッパーMissy Elliott (ミッシー・エリオット)をフィーチャーしたシングル「Fly Girl」(2023)をリリースしました。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
FLO feat. Missy Elliott – Fly Girl (2023)
“Fly Girl” 楽曲情報
リリース日
2023年3月23日
レーベル
Island Records
Uptown Records
プロデューサー
MNEK
LiTek
WhYJay
元ネタ・サンプリング
Missy Elliott – Work It (2002)
“Fly Girl” 元ネタ・サンプリング情報
Missy Elliott – Work It (2002)
元ネタになったのは、バージニア州ポーツマス出身のフィメールラッパーMissy Elliottの「Work It」(2002)です。
この曲は、彼女の4枚目のアルバム「Under Construction」に収録されており、アルバムは全米チャート3位を記録しています。
「Work It」は、アルバムからリードシングルとしてリリースされ、彼女のキャリアで最高位となる全米チャート2位を獲得しました。
また、多くのトップアーティストのMVを手掛けたDave Meyersが監督を務めたMVは、特殊効果を駆使して自己表現をする様子が描かれ、多くの人々から高い評価を受けました。
「Work It」の元ネタと解説はこちら。
FLOとミッシー・エリオットがこの曲について明かす
FLOのシングル「Fly Girl」は、彼女たちをデビュー時からサポートをしているMNEK、またCentral Ceeのヒット曲「Doja」を手掛けたLiTek、そしてWhYJayがプロデュースしました。
FLOは、この曲を「オールドスクールと現代のR&Bの完璧な融合」と表現し、次のように明かしています。
「Fly Girl」は、自信、良い雰囲気、そして最高の気分のすべてを表現しているの。 活気があり、気分が良くなる曲でありながら、巧みな歌詞と炎のようなボーカルが盛り込まれているわ。 オールドスクールと現代のR&Bの完璧な融合であり、オリジナルのフライガールであるMissy Elliott自身によるフィーチャリングもあるの。 私たちはこの曲が大好きで、この曲を聴く人が自信に満ち溢れ、そして最も重要なことである "飛ぶ "ことを実感できるような曲を世に送り出すことができてとても幸せだわ。
一方、ゲスト参加したMissy Elliottは、コラボレーションが決まる前からFLOのファンから彼女たちの動画が送られていたことを明かしています。
彼女たちのファンの何人かが、彼女たちのパフォーマンスの動画を送ってくれて、すぐに90年代のリアルな雰囲気を感じたわ。 彼女たちは皆、上手に歌い、ヴォーカルコントロールが素晴らしく「Fly Girl」の曲に参加しないかと誘われたときは、迷うことなく決めたわ。 彼女たちは私の曲「Work It」からインスピレーションを得て、それをうまくやってくれたと思っているわ。 私は楽しんだし、彼女たちにはこれから長く素晴らしいキャリアが待っていると信じているわ。
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