元ネタ・サンプリング Royce Da 5’9” – Boom (1999) DJ Premierがこの曲について明かす

1990年代
1990年代R
スポンサーリンク

ミシガン州デトロイト出身のラッパーRoyce Da 5’9” (ロイス・ダ・ファイブ・ナイン)は、高校生の頃にロールス・ロイスのマークに似たRのペンダントが付いたチェーンを身につけたことから「ロイス」というニックネームが付けられ、ステージネームは身長の5フィート9インチ(175cm)に由来しています。

18歳の時に本格的にラップを始めた彼は、マネージャーを通じてEminemと出会います。

2人はその後、ラップデュオBad Meets Evilを結成し、Eminemのデビューアルバム「The Slim Shady LP」(1999)に出演しています。

本記事では、彼が1999年にリリースし、名プロデューサーDJ Premierが手掛けたシングル「Boom」の元ネタについて解説します。

Royce Da 5’9” – Boom (1999)

スポンサーリンク

“Boom” 楽曲情報

リリース日
1999年12月14日

レーベル
Game Recordings
Columbia Records
eOne Music

プロデューサー
DJ Premier

元ネタ・サンプリング
Marc Hannibal – Forever Is a Long, Long, Time (1969)

スポンサーリンク

“Boom” 元ネタ・サンプリング情報

Marc Hannibal – Forever Is a Long, Long, Time (1969)

「Forever Is a Long, Long, Time」(1969)は、アメリカの俳優・シンガーであるMarc Hannibal (マーク・ハンニバル)が発表した曲で、彼のデビューアルバム「Marc Hannibal」(1969)に収録されています。

Marc Hannibalはミズーリ州セントルイス出身で、短期間アメリカ陸軍に兵役した後、バスケットボール選手として活躍し、その後はテレビのバラエティ番組で主演を務めたほか、1970年代には映画にも出演しました。

スポンサーリンク

“Boom” についてRoyce Da 5’9”とDJ Premierが明かす

Royce Da 5’9”「Boom」は、ラップソングチャートで3位にランクインし、アンダーグラウンドのラップシーンから注目を集めるきっかけとなりました。

さらにこの曲を手掛けたDJ Premierとのコラボレーションが、彼らが後に結成するヒップホップデュオPRhymeの発展につながりました。

そんな彼の代表曲でもあるこの曲について、Royce Da 5’9”は制作時のことを次のように明かしています。

Premierに何かの用事でスタジオに行ったんだけど、何だったか覚えてないね。
彼はCapone-N-Noreagaのためのビートを持っていると言って、それがあのビートだったんだ。
それで彼はそれを聞かせてくれたんだけど、俺はこのビートを彼にお願いしたんだと思う。
彼は「他のものを作るから、この曲は君に任せるよ」ってね。
俺はハーレムに滞在していたんだ。
それで、その夜、彼の家に行って曲を書いて、次の日にまた行って完成させたんだ。
それで俺はそこにカチカチ音を入れるというアイデアを思いついたんだ、それがコンセプトだからね。

また、DJ Premier自身もお気に入りの楽曲であることを明かしています。

ちょっとした契約をして、俺は2枚の曲を作ったんだ。
「My Friend」がそのうちの1枚で「Boom」がもう1枚。
これは間違いなく俺の好きなちょっと変わった曲の1つで、吹っ飛ぶとわかっていた。
冒頭の刻みはまだなくて、オリジナルのループだけで、そこに追加のバウンスも加えていないんだ。
そして、クラビネットの音を追加して完成したんだ。

ソース

https://genius.com/Royce-da-59-boom-lyrics
https://en.wikipedia.org/wiki/Royce_da_5%279%22
https://en.wikipedia.org/wiki/Boom_(Royce_da_5%279%22_song)

関連記事はこちら。

スポンサーリンク
musicdictionary2021をフォローする




コメント

タイトルとURLをコピーしました