2008年にグループを結成し「Versace」(2013)や「Look at My Dab」(2015)などのクラブを中心に人気を博しているMigos (ミーゴス)。
2016年に発表したシングル「Bad and Boujee」は初の全米チャート1位に輝き、グラミー賞「最優秀ラップ・パフォーマンス」にノミネートするなど、この年を象徴するナンバーとなりました。
今回ピックアップする「Need It」(2020)は、50 Centをイントロから大胆にサンプリングした1曲に仕上がっています。
楽曲情報
Migos (ミーゴス)
結成 :2008年
ジャンル:Hip Hop
メンバー:Quavo, Offset, Takeoff
YoungBoy Never Broke Again (ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン)
出身地 :ルイジアナ州バトンルージュ
生年月日:1999年10月20日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Quality Control
Motown Records
プロデューサー
Buddah Bless
元ネタ・サンプリング
50 Cent – Get in My Car (2005)
Migos feat. YoungBoy Never Broke Again – Need It (2020)
元ネタ・サンプリング
50 Cent – Get in My Car (2005)
元ネタとなったのはニューヨーク、クイーンズ出身のラッパー50 Centの「Get in My Car」(2005)です。
この曲は彼のセカンドアルバム「The Massacre」に収録し、発売初週に115万のセールスを記録。
これはEminemのアルバム「The Marshall Mathers LP」(2000)に次いで2番目に初週のセールスが大きい作品となりました。(1位は176万枚)
初週にビッグヒットを記録したことで、初登場で全米チャート1位にランクインし、これまでにアメリカで500万枚、世界で1100万枚以上のセールスを記録しています。
この作品には「Disco Inferno」「Just a Lil Bit」などの4曲がシングルカットされ、4曲共に全米チャートTop10内にランクイン。
その中でも「Candy Shop」は全米チャート1位に輝き、グラミー賞「最優秀ラップソング」にノミネートされるものの、Kanye Westの「Diamonds from Sierra Leone」(2005)に敗れました。
50 Cent feat. Olivia – Candy Shop (2005)
Kanye West – Diamonds From Sierra Leone (2005)
終わりに
気づけばリリースから15年の月日を経て、50 Centがサンプリングされるのも色々と感慨深いものがありますね。
“第二の50 Cent” と呼ばれることもあるPop Smokeの作品でも度々サンプリングしており、時代の流れを感じさせますね。
下記リンクでは「Candy Shop」をサンプリングしていますので、こちらも併せて読んで頂けたら嬉しいです。
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