元ネタ・サンプリング Rotimi feat. Wale – In My Bed (2019) 大ネタをアフロビート調にサンプリング!

2010年代
2010年代R
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ナイジェリア人の両親のもと、ニュージャージー州メープルウッドで生まれ育ったRotimi

俳優業やモデルとマルチに活躍する彼は、映画「Imperial Dreams」では主演を務め、サンダンス映画祭で観客賞「Best of Next」を受賞。

またシンガーとしても2011年から活動をしており、50 Cent率いるG-Unitと契約する等、着実にキャリアアップしてきました。

今回ピックアップする「In My Bed」は、Rotimiが2019年に発表した通算3枚目のEP「The Beauty of Becoming」に収録されています。

大ネタ使いで話題になったこの曲について解説していきます。

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楽曲紹介

Rotimi
出身  :ニュージャージー州メープルウッド
生年月日:1988年11月30日
ジャンル:R&B

Wale
出身  :メリーランド州ゲーサーズバーグ
生年月日:1984年9月21日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
FrontRo Music Group LLC
EMPIRE

プロデューサー
Harmony Samuels

元ネタ・サンプリング
Mario Winans feat. Enya & Diddy – I Don’t Wanna Know (2003) 

Rotimi feat. Wale – In My Bed (2019)

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元ネタ・サンプリング

Mario Winans feat. Enya & Diddy – I Don’t Wanna Know (2003) 

元ネタとなったのは、サウスカロライナ州オレンジバーグ出身のシンガーMario Winans「I Don’t Wanna Know」です。

この曲は彼のセカンドアルバム「Hurt No More」からリードシングルとしてリリースされ、8週に渡って全米チャート2位にランクイン。

またこの曲は客演で参加しているEnya「Boadicea」をサンプリングしています。

Enya – Boadicea (1987)

Mario Winansはこの曲について、制作までの様子を次のように語っています。

最初に「Boadicea」を聴いたのは5、6年前の映画『Sleepwalkers』のエンディングだったんだ。

それからずっとプロデュースしたいと思っていた曲なんだ。

その後にFugeesがそれをやったときに、なんてこった、大好きになったね。

これは先にFugees「Boadicea」をサンプリングした「Ready or Not」がリリースされたことを述べています。

また「I Don’t Wanna Know」はMario Winans本人がプロデュースしており、この「Ready or Not」もお気に入りのようですね。

Fugees – Ready or Not (1996)

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EP “The Beauty of Becoming”

大ネタをサンプリングしたこの曲は、Rotimiの3枚目のEP「The Beauty of Becoming」に収録され、後にシングルカットされました。

EPからはシングルとしてリリースされアフロビート調の「Love Riddim」に、Akonが参加したRemixも収録され全7曲収録。

作品全体通してアフロビート系の楽曲が多く、聞きやすいナンバーが多いのが印象的です。

Rotim feat. Akon – Love Riddim Remix (2019)

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プロデューサー

「In My Bed」のプロデューサーにはAriana GrandeKeyshia ColeCiaraなどを手掛けたHarmony Samuelsが務めています。

彼はAriana Grandeのデビューアルバム「Yours Truly」(2013)から5曲プロデュースし、そのうち「The Way」は全米チャート9位にランクイン。

Ariana Grande feat. Mac Miller – The Way (2013)

またBig Seanを迎えた「Right There」も手掛けアルバムは全米チャート1位に輝き、日本のチャートでも3位にランクイン。

Ariana Grande feat. Big Sean – Right There (2013)

デビュー作ながら世界的なヒット作となり、彼女が一躍トップスターに成り上がったアルバムとなりました。

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終わりに

Rotimi「In My Bed」はいかがでしたでしょうか。

元ネタのルーツを辿るとMario Winansの意外なストーリーがあり、Fugeesにも感化されていたように思えます。

この機会に元ネタと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。

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