2016年に21 Savage (21サヴェージ)は、DrakeやFutureなどを手掛けている人気プロデューサーMetro Boomin (メトロ・ブーミン)とタッグを組んでEP「Savage Mode」リリース。
「X」や「No Heart」といったシングルがヒットし、21 Savageのキャリアを大きく飛躍させる作品になりました。
そんな彼らが約4年振りに続編となるアルバム「Savage Mode II」(2020)をドロップ。
アルバムからDrakeをゲストに迎えた「Mr. Right Now」はR&B/Hip Hopチャート6位とヒットし、アルバムは全米チャート1位を獲得しました。
今回はこの作品から、Hip Hopシーンのパイオニアとも言われるRodney O & Joe Cooleyをサンプリングした「Steppin on Niggas」をピックアップ。
元ネタについて解説します。
21 Savage & Metro Boomin – Steppin on Niggas (2020)
楽曲情報
21 Savage (21サヴェージ)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1992年10月22日
ジャンル:Hip Hop
Metro Boomin (メトロ・ブーミン)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1993年9月16日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Slaughter Boomin
Republic Records
Epic Records
Boominati Worldwide
Slaughter Gang
プロデューサー
Metro Boomin
元ネタ・サンプリング
Rodney O & Joe Cooley – Nobody Disses Me (1988)
“Steppin on Niggas” 元ネタ・サンプリング
Rodney O & Joe Cooley – Nobody Disses Me (1988)
元ネタになったのはカリフォルニア州コンプトンで結成したラップグループRodney O & Joe Cooley の「Nobody Disses Me」(1988)です。
この曲のリリース当時はラッパー兼プロデューサーのGeneral Jeffも在籍し、彼らのデビューアルバム「Me And Joe」(1988)に収録。
アルバムから先行発表していたシングル「Everlasting Bass」は、音楽メディア誌Rolling StoneがN.W.Aが1988年に発表したアルバム「Straight Outta Compton」以前に発表された最も偉大な西海岸のラップソング20曲のうちの1曲としてこの曲を挙げています。
その為Rodney O & Joe Cooleyは西海岸Hip Hopのパイオニアの1つに挙げられ、今日までのシーンのベースを構築したグループでもあります。
Rodney O & Joe Cooley – Everlasting Bass (1987)
終わりに
Hip Hopクラシックをイントロから大胆にサンプリングするものの、21 Savageのラップとマッチしてハリのある楽曲になりました。
また今回の彼らのアルバムは多くの楽曲をサンプリングしており、ネタ好きにはたまらない内容になっています。
ぜひアルバム曲と併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
アルバム収録曲↓↓
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