カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点として活動し、2019年にシングル「Hurt」でデビューしたラッパーのBlxst (ブラスト)。
メロディアスなラップスタイルが印象的なBlxstは、同じく西海岸出身のMozzyやBino Rideauxなどとコラボレーションすることで、徐々に知名度を上げていきました。
そんな彼が2020年9月に8曲入りのEP「No Love Lost」をドロップ。
今回はこの中から先行でリリースされギターの音色が美しい「Overrated」をピックアップ。
EPと元ネタを併せて解説していきます。
楽曲情報
Blxst (ブラスト)
出身地 :カリフォルニア州ロサンゼルス
年齢 :不明
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Red Bull Records
Evgle LLC
プロデューサー
Blxst
元ネタ・サンプリング
Donell Jones – This Luv (1999)
Blxst – Overrated (2020)
元ネタ・サンプリング
Donell Jones – This Luv (1999)
元ネタとなったのはイリノイ州シカゴ出身のR&BシンガーDonell Jonesの「This Luv」(1999)です。
彼のセカンドアルバム「Where I Wanna Be」に収録されており、彼のキャリアで最もヒットした作品となりました。
アルバムタイトル曲でもある「Where I Wanna Be」やUKチャートでも2位にランクインした「U Know What’s Up」などのヒット曲が収録されています。
Donell Jones – Where I Wanna Be (1999)
Donell Jones – U Know What’s Up (1999)
EP “No Love Lost”
デビュー曲の「Hurt」が収録されているEPは、全曲Blxstがプロデューサーとしても携わっています。
これはラッパー、プロデューサーとして活躍するPharrell WilliamsやKanye Westの影響を大きく受けており、彼自身もビートメーカーとして活動してきたバックグラウンドがあるためです。
またこのEPは好評を博し、12月にデラックスエディションとして再リリース。
Tyga、Ty Dolla $ignが参加している「Chosen」やDom Kennedyとの「Got It All」など、業界からの注目度の高さが伺えるメンツをフィーチャーしています。
Blxst feat. Ty Dolla $ign & Tyga – Chosen (2020)
「Got It All」は記事にしているので、バックナンバーを読んでいない方は・・・こちらへ。
終わりに
Blxstの「Overrated」はいかがでしたでしょうか。
哀愁漂うギターの音色に、彼の流れるようなラップがマッチした心地よいナンバーとなりました。
また2021年に入ってからもRussをフィーチャーした「Fck Boys」をリリースするなど、精力的に活動している様子が伺えます。
これからの若き才能の活躍に期待しましょう!
Blxst feat. Russ – Fck Boys (2021)
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