2020年、Drake (ドレイク)とFuture (フューチャー)のシングル「Life Is Good」は、YouTubeで19億再生を突破し、全米チャート2位に入るなど、Futureのキャリアハイとなりました。
またDrakeの2021年発表のアルバム「Certified Lover Boy」収録の「Way 2 Sexy」でも共演し、全米チャート1位を獲得。
この曲は、Drakeにとって9枚目、Futureにとっては初の全米No.1シングルになりました。
この曲の記事はこちら。
今回はこのアルバムから、彼らが再共演している「N 2 Deep」(2021)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Drake feat. Future – N 2 Deep (2021)
楽曲情報
Drake (ドレイク)
出身 :カナダ、トロント
生年月日:1986年10月24日
ジャンル:Hip Hop, R&B
Future (フューチャー)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1983年11月20日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Republic Records
OVO Sound
プロデューサー
Noel Cadastre
Alex Lustig
Harley Arsenault
Kid Masterpiece
40
元ネタ・サンプリング
Bun B feat. Pimp C, Z-Ro, Jay-Z & Young Jeezy – Get Throwed (2005)
“N 2 Deep” 元ネタ・サンプリング
Bun B feat. Pimp C, Z-Ro, Jay-Z & Young Jeezy – Get Throwed (2005)
元ネタになったのは、テキサス州ヒューストン出身のラッパーBun B (バン・B)の「Get Throwed」(2005)です。
彼は1992年にPimp CとラップデュオUGKでデビューし、それから10年以上の時を経て2005年に待望のデビューソロアルバム「Trill」をリリース。
アルバムには、T.I.、Ludacris、Scarfaceなどの豪華ゲスト参加し、R&B/Hip Hopチャート1位を獲得。
Pimp C、Jay-Z、Young Jeezyなどがゲスト参加したこの曲は、アルバムの中でも特に注目を集め、Machine Gun Kellyの「Get Laced」(2012)では、そのままサンプリングしています。
Machine Gun Kelly – Get Laced (2012)
終わりに
Drakeのアルバムは、前作「Scorpion」(2018)を上回るヒットとなり、Apple MusicとSpotifyの2021年の最大デイリーストリーミングデビュー記録を更新しました。
しかし、妊婦の絵文字をあしらったアートワークは酷評され、カナダの音楽メディア誌Exclaim!による「2021年の最悪のアルバムカバー30」で1位に選ばれています。
これには、Kanye Westの「Donda」やEd Sheeranの「=」、 Lil WayneとRich the Kidによる「Trust Fund Babies」なども含まれており、「Donda」や「=」は、多くの人の目に留まるヒットだっただけに、難しいところかもしれませんね。
Kanye West – Donda
Ed Sheeran – =
Lil Wayne feat. Rich the Kid – Trust Fund Babies
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