元ネタ・サンプリング Jay-Z & Kanye West feat. Otis Redding – Otis (2011) 元ネタはカニエのお気に入りで、以前にもサンプリングしていた?!

2010年代
2010年代J
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ラップ界で重鎮であるJay-Z (ジェイ・Z)Kanye West (カニエ・ウェスト)が、2011年にコラボレーションアルバム「Watch the Throne」をリリース。

発売初週に43万枚のセールスを記録し、当時のiTunesでは1週間で29万件近くのダウンロードされ、初週売上記録を塗り替えました。

また同アルバムのツアー「Watch the Throne Tour」は、ヒップホップのコンサートツアーとしては史上最高の興行収入を記録し、音楽メディア誌ローリングストーンの「過去50年の最も偉大な50のコンサート」にも選出されています。

今回は、このアルバムから2曲目にシングル化された「Otis」(2011)をピックアップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Jay-Z & Kanye West feat. Otis Redding – Otis (2011)

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楽曲情報

Jay-Z (ジェイ・Z)
出身地 :ニューヨーク、ブルックリン
生年月日:1973年12月4日
ジャンル:Hip Hop

Kanye West (カニエ・ウェスト)
出身地 :イリノイ州シカゴ
生年月日:1977年6月8日
ジャンル:Hip Hop

レーベル
Def Jam Recordings
Roc-A-Fella Records
Roc Nation

プロデューサー
Kanye West

元ネタ・サンプリング
Otis Redding – Try a Little Tenderness (1966)

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“Otis” 元ネタ・サンプリング

Otis Redding – Try a Little Tenderness (1966)

元ネタになったのは、ジョージア州ドーソン出身のシンガーOtis Redding (オーティス・レディング)「Try a Little Tenderness」(1966)です。

この曲は1933年にリリースされたRay Noble Orchestraのカバーで、全米チャート25位を記録。

Ray Noble Orchestra – Try a Little Tenderness (1933)

その後、この曲はロックの殿堂をはじめ、多くの「史上最高の曲」に選ばれ、ローリングストーン誌の2021年「史上最高の曲500選」では136位にランクインしています。

Otis Reddingは1967年に26歳の若さで飛行機事故で他界していますが、娘のKarla Reddingはこの曲のサンプリング許可について次のように明かしています。

最初にこの曲のことを聞いたのは、7月初旬から6月末だったわ。
Concord Music Groupがマスターを持ってきてくれたわ。
曲名を「Otis」にするか「Otis Redding」にするかで、何度もやり取りがあったわ。
それから歌詞や曲中の表現が、父の曲と合っているかを確認したかったの。
Otis Reddingの伝説的な音楽を、現役の伝説的なアーティスト2人に使ってもらえるなんて……
とても光栄なことだわ。

またKanye Westは、以前にも彼のセカンドアルバム「Late Registration」(2006)「Gone」でもOtis Reddingをサンプリングしており、Karla Reddingもそのことに触れています。

カニエがサンプルを使用したのは、今回が初めてではないわ。
「Late Registration」の「Gone」でもサンプルを使っているの。
彼はファンなのでしょうね。

Kanye West feat. Cam’ron & Consequence – Gone (2006)

Otis Redding – It’s Too Late (1966)

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終わりに

当時Def JamのA&R担当副社長だったBu Thiamは、この曲について次のように明かしています。

カニエは飛行機に乗るのが遅くて、俺たちは一日中スタジオで作業していたんだ。
俺らが帰ろうとしたとき、彼は『ちょっと待って』って言ったんだ。
それで彼は荷物を置いてMPCのところに行って……ひたすら(ビートを)いじり倒したんだ。
でも、ジェイはNBAのプレイオフを見てたんだ。
マイアミ・ヒートとダラス・マーヴェリックスのチャンピオンシップだったと思う。
ジェイはカニエのやっていることを気にしているとは思えないし、終わった時にはジェイは『スワッグを発明したのは俺だ』って言っていて、俺は『一体何が起こったんだ!』って思ったよ。

この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。

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