以前の記事で紹介したJack Harlow (ジャック・ハーロウ)のシングル「First Class」(2022)は、Fergieのヒット曲を大胆にサンプリングし、Lil Nas Xとの「INDUSTRY BABY」に続いて全米チャート1位を獲得。
「First Class」の記事はこちら。
またカナダ、オーストラリア、メキシコなどアメリカ以外の国のチャートでも1位に輝き、2022年に入ってから1週間で最もストリーミングされたラップソングとなりました。
そんな彼が、2022年に約2年振りにセカンドアルバム「Come Home The Kids Miss You」をドロップ。
このアルバムには前述の「First Class」に加え、2月に先行リリースされたシングル「Nail Tech」も収められ、全15曲収録しています。
今回はこのアルバムから「Side Piece」(2022)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Jack Harlow – Side Piece (2022)
楽曲情報
Jack Harlow (ジャック・ハーロウ)
出身地 :ケンタッキー州ルイビル
生年月日:1998年3月13日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Generation Now
Atlantic Records
プロデューサー
Marco Bernardis
Angel López
2forwOyNE
Iophiile
Dutchboi
Rogét Chahayed
Jack Harlow
Hollywood Cole
元ネタ・サンプリング
Snoop Dogg feat. Pharrell Williams & Charlie Wilson – Beautiful (2002)
“Side Piece” 元ネタ・サンプリング
Snoop Dogg feat. Pharrell Williams & Charlie Wilson – Beautiful (2002)
元ネタになったのは、カリフォルニア州ロングビーチ出身のラッパーSnoop Dogg (スヌープ・ドッグ)の「Beautiful」(2002)です。
この曲は、彼の6枚目のアルバム「Paid tha Cost to Be da Bo$$」(2002)に収録され、アルバムはR&B/Hip Hopチャート3位を記録。
Pharrell Williams (ファレル・ウィリアムス)とCharlie Wilson (チャーリー・ウィルソン)をフィーチャーしたこの曲は、全米チャート6位を記録し、それまでのSnoop Doggのキャリアで最も上位にランクインした曲になりました。
アルバムのリードシングル「From tha Chuuuch to da Palace」(2002)でもゲスト参加していたPharrell Williamsは「Beautiful」の良さを理解できなかったと明かしています。
Snoopは「Beautiful」を本当に好んでいたんだ。 俺は「Beautiful」を理解できなかったんだ。 フックで俺が歌っていたから、それが良く聞こえなかったんだ。 「From tha Chuuuch to da Palace」がもっとヒットすると思っていた。 楽しい曲だと思ったんだ。 Charlie Wilsonを入れたら、Charlieの音は素晴らしいし、俺にとってはいい感じなんだけど、誰もこれを求めなていないって思ったよ。
Snoop Dogg feat. Pharrell Williams – From tha Chuuuch to da Palace (2002)
終わりに
Jack Harlowのアルバム「Come Home The Kids Miss You」はが全米チャート3位を記録し、前作に続き2度目の全米チャートトップ10入りを果たしました。
またリリース後には、オープニングアクトにフィメールラップデュオCity Girlsを迎えたツアー「Come Home The Kids Miss You Tour」を発表。
9月のナッシュビルを皮切りに、10月16日のアトランタまで22公演が予定されています。
この機会に、元ネタと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
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