元ネタ・サンプリング Mary J. Blige – Enough (2022) ハーフタイムショーでのパフォーマンスは、ドレーによる選曲だった?!

2020年代
2020年代M
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2022年にスーパーボウルのハーフタイムショーではDr. DreSnoop DoggEminemKendrick Lamarらと共演し、多くのヒップホップヘッズを魅了したMary J. Blige (メアリー・J. ブライジ)

そんな彼女が、約5年振りにアルバム「Good Morning Gorgeous」(2022)をドロップ。

このアルバムは全13曲収録され、ニューヨークのラッパーFivio ForeignDave East、ハーフタイムショーにサプライズ出演したAnderson .PaakUsherなどがゲスト参加しています。

今回は、このアルバムからスローナンバー「Enough」(2022)をピックアップ。

ここでは、この曲の元ネタについて解説します。

Mary J. Blige – Enough (2022)

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楽曲情報

Mary J. Blige (メアリー・J. ブライジ)
出身地 :ニューヨーク、ヨンカーズ
生年月日:1971年1月11日
ジャンル:R&B

レーベル
Mary Jane Productions Inc.
300 Entertainment

プロデューサー
Cool & Dre

元ネタ・サンプリング
Dee Dee Bridgewater – My Lonely Room (1976)

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“Enough” 元ネタ・サンプリング

Dee Dee Bridgewater – My Lonely Room (1976)

元ネタになったのは、ミシガン州フリント出身のジャズシンガーDee Dee Bridgewater (ディー・ディー・ブリッジウォーター)「My Lonely Room」(1976)です。

トランペッターのCecil Bridgewaterと結婚後、Thad Jones-Mel Lewis Jazz Orchestraにリードボーカルとして参加したことにより、彼女のジャズキャリアの始まりとなりました。

その後、ジャズ界のアーティストと共演し、1973年には “モントレー・ジャズ・フェスティバル” に出演、翌年にはデビューアルバム「Afro Blue」をリリース。

そして1976年、彼女の名を冠したセカンドアルバム「Dee Dee Bridgewater」(1976)をリリースし、この曲はこのアルバムに収録されています。

またジャズシンガーでありながら、ブロードウェイではミュージカル「The Wiz」に出演し、1975年にトニー賞「最優秀主演女優賞」1976年にはグラミー賞「最優秀ミュージカルショーアルバム賞」を受賞しています。

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終わりに

今作のタイトル「Good Morning Gorgeous」について、Mary J. Bligeは次のように明かしています。

本当に暗い状況にあった時に、自分自身に語りかけた前向きな言葉なの。
私はネガティブな場所から自分を愛する方法を学ばなければならなかったわ。
ポジティブな言葉、つまり自分にポジティブな言葉をかけるだけで、人生にポジティブなことが現れることを学んだわ。

また冒頭で触れたハーフタイムショーでは「Family Affair」「No More Drama」を披露しましたが、これらの曲はDr. Dreが選んだことも明かしています。

彼がどの曲を選んだか教えてくれたとき、私は「もちろん」って思ったわ。
なぜなら、私も「No More Drama」を選んだと思うの。
それは世界の情勢や、COVIDやマスクに対して、みんながどう感じているかということを考えたからだわ。

この機会に、ハーフタイムショーとアルバムを併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。

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