Shenseea (シェンシア)は、2015年にジャマイカとカリブ海地域で最大の音楽フェスReggae Sumfestのサイドステージ出演して注目を集め、Vybz Kartelとの曲「Loodi」(2016)は、Youth View AwardsでCollaboration of The Yearを受賞。
2018年にはChristina Aguileraのアルバム「Liberation」でゲストに抜擢され、2019年にはTygaとのコラボレーションシングル「Blessed」が、YouTubeで5500万再生を記録。
2021年にはKanye Westのアルバム「Donda」に2曲ゲスト参加し、同アルバムはグラミー賞で「アルバム・オブ・ザ・イヤー」にノミネート。
アメリカのヒップホップシーンからも注目を集める1人です。
そんな彼女が、全米から絶大な人気を誇るフィメールラッパーMegan Thee Stallion (ミーガン・ジー・スタリオン)とのシングル「Lick」(2022)をドロップ。
ShenseeaのレゲエフロウとMegan Thee Stallionの対称的なラップがヒップホップビートにマッチした1曲になりました。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Shenseea & Megan Thee Stallion – Lick (2022)
楽曲情報
Shenseea (シェンシア)
出身地 :ジャマイカ、キングストン
生年月日:1996年10月1日
ジャンル:Reggae
Megan Thee Stallion (ミーガン・ジー・スタリオン)
出身地 :テキサス州ヒューストン
生年月日:1995年2月15日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Rich Immigrants
Interscope Records
プロデューサー
BoogzDaBeast
Joseph L’Étranger
Murda Beatz
元ネタ・サンプリング
Masters at Work feat. Puppah Nas-T & Denise Belfon – Work (2001)
“Lick” 元ネタ・サンプリング
Masters at Work feat. Puppah Nas-T & Denise Belfon – Work (2001)
元ネタになったのはDJ、プロデューサーデュオのMasters at Work (マスターズ・アット・ワーク)の「Work」(2001)です。
彼らは1990年にキャリアをスタートさせ、Madonna、Donna Summer、AaliyahなどのRemixを手掛け、グラミー賞の「ベスト・リミックス・レコーディング部門」に3度ノミネートされ、DJマガジンによる「トップ 100 DJs」に7年連続で選出されるなど、その実力は折り紙付きです。
そんな彼らの「Work」(2001)は、シングルでリリースされ、ダンスクラブソングスチャート7位を記録しています。
終わりに
今作のMVには過激なシーンが多く、Cardi BとMegan Thee Stallionによる2020年のシングル「WAP」に似ていると、ネット上で物議を醸しているようです。
あるファンはツイッターで「Shenseeaのリリックが冴えないこと」「WAPの海賊版」などこの曲の悪いところ挙げ、1000件以上の「いいね」を獲得しています。
ツイッターでShenseeaの名前はトレンドトピックになったものの、ファンからは厳しい意見が突きつけられました。
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