グアム出身でモデル、女優、シンガーと幅広く活躍するPia Mia (ピア・ミア)。
今回ピックアップする「Do It Again」は彼女の代表曲であり、世界的に知名度を広げた作品になりました。
また懐かしのReggae Musicをネタ使いしており、サンプリングまでのルーツも併せて解説してきます。
楽曲情報
Pia Mia (ピア・ミア)
出身地 :グアム
生年月日:1996年9月19日
ジャンル:R&B, Pop
Chris Brown (クリス・ブラウン)
出身 :バージニア州タッパハノック
生年月日:1989年5月5日
ジャンル:R&B
Tyga (タイガ)
出身地 :カリフォルニア州コンプトン
生年月日:1989年11月19日
ジャンル:Hip Hop
レーベル
Interscope Records
Wolfpack Entertainment
プロデューサー
Nic Nac
元ネタ・サンプリング
J Boog – Let’s Do It Again (2010)
Pia Mia feat. Chris Brown & Tyga – Do It Again (2015)
彼女の経歴などはこちらに記載しています。
元ネタ・サンプリング
元ネタとなったのは、ReggaeアーティストJ Boogの「Let’s Do It Again」(2010)です。
J Boog – Let’s Do It Again (2010)
カリフォルニア州コンプトンで育ったJ Boogは、音楽活動のためにハワイへ移住。
瞬く間に、ハワイのReggaeシーンを代表するアーティストになりました。
この作品はセカンドアルバム「Backyard Boogie」からリードシングルとしてリリース。
YouTubeでは6000万回以上の再生回数を記録し、日本でも馴染みのある1曲ですね。
Do It Again
この曲はリリースされるとUKシングルチャート8位、オーストラリアアーバンチャート2位に入るなど世界各国のチャートにランクイン。
エレクトロ調のビートに、キャッチーなメロディーが相俟って万人ウケするナンバーになりましたね。
またこの曲は大ネタをサンプリングしていますが、これは2011年にJ Boogがグアムでライブを開催した際に参加したPia Miaが、この曲を歌いたいと思ったのがきっかけだとか。
その後2013年にプロデューサーのNic Nacとレコーディング。
2014年にChris Brown (クリス・ブラウン)とTyga (タイガ)のスタジオセッションにNic Nac「Do It Again」を聞かせると
彼らは「スーパードープ」と表現して楽曲に参加。
Pia Miaは楽曲に対する彼らの純粋な制作意欲に感動し、参加を認めたことでコラボレーションが実現しました。
このChris BrownとTygaのスタジオセッションに、Nic Nacが立ち会っている現場は、彼らのコラボレーションアルバムから「Ayo」か「B****es N Marijuana」の制作中だったのかもしれません。
真相はわかりませんが、この年に彼らのアルバム「Fan of a Fan: The Album」がリリースされ、Nic Nacはこの2曲をプロデュースしています。
Chris Brown, Tyga – Ayo (2015)
Chris Brown, Tyga feat. ScHoolboy Q – B****es N Marijuana (2015)
「Do It Again」のMVの監督には先ほどの「Ayo」やChris Brownの作品を多数手掛けているColin Tilley。
2020年に色々と話題となったCardi Bの「WAP」のMVも手掛けています。
Cardi B feat. Megan Thee Stallion – WAP (2020)
終わりに
Pia Miaの「Do It Again」はいかがでしたでしょうか。
当時18歳であった彼女ですが、この曲で一躍ブレークしたのを記憶しています。
新曲を度々発表しているので、再び彼女がバイラルヒットすることを待ちたいですね。
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