アルバム「Certified Lover Boy」(2021)のリリースから9ヶ月、Drake (ドレイク)は6月17日に7枚目のアルバム「Honestly, Nevermind」(2022)をドロップしました。
このアルバムには全14曲が収録されていますが、作品の最後を飾る21 Savageとの「Jimmy Cooks」は、リリースからわずか数日でSpotifyで1500万回ストリーミングされるなど、多くのオーディエンスから期待されていた様子が伺えます。
「Jimmy Cooks」の記事はこちら。
今回は、このアルバムから「Flight’s Booked」(2022)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
Drake – Flight’s Booked (2022)
楽曲情報
Drake (ドレイク)
出身 :カナダ、トロント
生年月日:1986年10月24日
ジャンル:Hip Hop, R&B
レーベル
Republic Records
OVO Sound
プロデューサー
Carnage
Kid Masterpiece
GOVI
Beau Nox
Alex Lustig
元ネタ・サンプリング
Floetry – Getting Late (2002)
“Flight’s Booked” 元ネタ・サンプリング
Floetry – Getting Late (2002)
元ネタになったのは、イギリスで結成したR&BデュオFloetry (フロエトリー)の「Getting Late」 (2002)です。
1997年にキャリアをスタートさせた彼女たちは、2000年に渡米後、Jill Scott、Dru HillのJazz、Glenn Lewisなどに曲を提供し、Michael Jacksonのシングル「Butterflies」(2002)にも作詞を担当しました。
その後、レーベルDreamWorks Recordsと契約を交わした2人は、2002年にデビューアルバム「Floetic」をリリース。
アルバムからのシングルカット「Say Yes」はR&B/Hip Hopチャート8位を記録し、グラミー賞「Best R&B Performance by a Duo or Group with Vocal」部門にノミネート。
アルバムもR&B/Hip Hopチャート4位を記録し「Getting Late」 このアルバムに収録されています。
終わりに
Drakeのアルバム「Honestly, Nevermind」は、2021年に亡くなったアメリカのファッションデザイナーVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)に捧げたもので、Virgil AblohのDJプレイのテイストを取り入れ、ハウステイストの作品に仕上がったようです。
また、Drakeはリリース当日の深夜に行われたリリースイベントのようなものでパーティーをしていたようで、そのパーティーの中で、新作についてすでにオーディエンスやメディアから寄せられていた不評やミームに対して反論しています。
自身のInstagramアカウントにアップロードされたこの映像では、アルバムに収録さてている「Calling My Name」がバックに流れています。
まだ理解していなくても大丈夫。いいんだよ。 それが俺たちの仕事だ。みんなが追いつくのを待つんだ。 でも、ここにいるのは俺らだ。 もう追いつかれたよ。次へ次へと。 なんということだ。
この機会に、彼のニューアルバムと元ネタを併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
コメント