2020年9月4日に5枚目となるアルバム「Detroit 2」をドロップしたBig Sean(ビッグ・ショーン)。
当初2020年3月13日にアルバムを発表する予定でしたが、コロナウイルスの影響により大幅にリリースが遅れ、約半年後に念願のドロップとなりました。
そんな中リリースされたアルバムは、前作のアルバム「I Decided」(2017)に続いて全米チャート1位を獲得。
カナダアルバムチャートでも3位ランクインし、彼の人気の高さには驚かされます。
今回はこの全米No.1アルバムから「Body Language」をピックアップして解説していきます。
楽曲情報
Big Sean(ビッグ・ショーン)
出身 :ミシガン州デトロイト
生年月日:1988年3月25日
ジャンル:Hip Hop
Jhene Aiko (ジェネイ・アイコ)
出身地 :カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日:1988年3月16日
ジャンル:R&B
Ty Dolla $ign (タイ・ダラー・サイン)
出身地 :カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日:1982年4月13日
ジャンル:R&B, Hip Hop
レーベル
G.O.O.D. Music
Def Jam Recordings
プロデューサー
Jay John Henry
KeY Wane
元ネタ・サンプリング
Shawn Harris – Soulful Moaning (1991)
Big Sean feat. Ty Dolla $ign & Jhene Aiko – Body Language (2020)
元ネタ・サンプリング
男女が熱く絡み合うリリックを、優しく歌いあげるShawn Harrisの「Soulful Moaning」
大人の色気を感じさせる内容がセクシーでもあり、時に過激にも聞こえてきます。
しかし透明感のある彼の歌声が、ビートと交わることでムード溢れた楽曲に仕上がっています。
Shawn Harris – Soulful Moaning (1991)
アルバム “Detroit 2”
Big Seanのこの作品は、2012年に無料で公開されたミックステープ「Detroit」の続編となっています。
この「Detroit」はリリース直後、大量のアクセス数によりミックステープサイトがクラッシュする騒ぎに。
結果発表した当日に150万回再生され、70万回近くダウンロードされたことでComplex誌の2012年ベストアルバム第26位に選出。
また2013年のBET Hip Hop Awardsで「Best Mixtape賞」を受賞し、Big Seanの知名度を広げる作品となりました。
続編の 「Detroit 2」は全21曲収録され、客演にはTravis Scott、Lil Wayne、Young Thug、Post Maloneなど豪華布陣が参加。
シングルカットされた「Deep Reverence」「Wolves」はリリース後にMVも公開。
「Deep Reverence」はNipsey Hussleの絵が映像中に至るところで登場し、Snoop Doggもカメオ出演しています。
故Nipsey Hussleをオマージュした作品でもあるこの曲は、第63回グラミー賞の「最優秀ラップ・パフォーマンス賞」にもノミネートされています。
Big Sean feat. Nipsey Hussle – Deep Reverence (2020)
Body Language
客演で参加しているJhene Aiko (ジェネイ・アイコ)とは2016年から交際していたものの、2019年に破局。また先ほどの「Deep Reverence」の曲中で、彼女との間に子供を授かるも、流産していたことを明かしています。
その後、Big Seanが2019年にシングル「Single Again」をリリース。
楽曲クレジットはされていないものの、Jhene AikoとTy Dolla $ign (タイ・ダラー・サイン)がバックコーラスで参加しており、再びJhene Aikoと関係を戻しています。
また過去に記事にもしていますので、そちらも見て頂けたら嬉しいです。
Big Sean – Single Again (2019)
また今作は元ネタである「Soulful Moaning」から大きく影響を受けたセクシーなワードに目が惹かれます。
特にJhene Aikoのバースでは
「裸にされるのが待ちきれないよ」
「ムラムラしてきた、何か見せてくれ」
とメロディアスに歌っているものの、大胆に相手を誘っている様子が伺えます。
終わりに
Big Seanの「Body Language」はいかがでしたでしょうか。
MV中ではJhene Aiko仲睦まじい様子が映され、見てるこちらが照れてしまいそうな映像が多いですね 笑
また元ネタのイメージを壊さず、大人なリリックが詰め込まれているのはBig Seanの繊細さが際立っているように思えます。
この機会に元ネタと併せて聞いてみてはいかがでしょうか。
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