2022年、10枚目となるアルバム「Breezy」(2022)をドロップしたChris Brown (クリス・ブラウン)。
このアルバムには、Lil Wayne、Jack Harlow、Lil Durk、Lil Baby、Fivio Foreign、Blxstといったラッパーや、Ella Mai、H.E.R.、Bryson Tillerなどのシンガーもゲスト参加した豪華な作品に仕上がりました。
Jack Harlowとの「Psychic」の記事はこちら。
今回は、このアルバムから「Herder」をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタついて解説します。
Chris Brown – Herder (2022)
楽曲情報
Chris Brown (クリス・ブラウン)
出身 :バージニア州タッパハノック
生年月日:1989年5月5日
ジャンル:R&B
レーベル
Chris Brown Entertainment
RCA Records
プロデューサー
Nami
Shaun Carrington
Travis Sayles
YNG Josh
元ネタ・サンプリング
D’Angelo – Untitled (How Does It Feel) (2000)
“Herder” 元ネタ・サンプリング
D’Angelo – Untitled (How Does It Feel) (2000)
元ネタになったのは、バージニア州リッチモンド出身のシンガーD’Angelo (ディアンジェロ)の「Untitled (How Does It Feel)」(2000)です。
この曲は、全米チャート1位を獲得し、グラミー賞の「ベストR&Bアルバム」を受賞した彼のセカンドアルバム「Voodoo」(2000)に収録されています。
アルバムからのリードシングルとしてリリースされた「Untitled (How Does It Feel)」は、D’Angeloがヌードで歌うMVが話題を呼び、R&B/Hip Hopチャート2位を記録。
グラミー賞で「最優秀男性R&Bボーカルパフォーマンス」を受賞し、ローリングストーン誌は「2000年のベストシングル」で4位に選出しています。
Raphael Saadiqが作詞作曲をしたこの曲について、D’Angeloは次のように明かしています。
ピアノを弾いていたら「Untitled」のメロディが浮かんできたんだ。 考えていたら「バラードにしたいけど、激しいのは嫌だ、このジョイントではベースをポップにしたい、微妙なのは嫌だ」と思ったんだ。 Raphael Saadiqにこのジョイントで演奏してもらったら素敵だろうな、と思っていたら、彼がドアから入ってきて、その場でカットしたんだ。
終わりに
アルバム「Breezy」をリリース後、Chris Brownは自身のInstagramでこのプロジェクトに貢献した全員に敬意を表しています。
全てのプロデューサーとライター もし誰か抜けていたら、本当にごめんなさい。 そして何より、チームブリージー…。みんな大好きだよ❤️❤️❤️❤️❤️❤️ みんなと最高に素晴らしい経験ができたよ…。
また、早くもアルバムは新たに10曲追加したデラックス盤のリリースも控えており、さらにLil Babyと一緒に27都市を回るツアーが7月15日にノースカロライナ州ローリーでスタートします。
この機会に、元ネタとアルバムを合わせて聴いてみてはいかがでしょうか。
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