Nas (ナズ)は、2020年に発表したアルバム「King’s Disease」で自身初のグラミー賞「最優秀ラップアルバム」を受賞し、翌年リリースした続編のアルバム「King’s Disease II」(2021)は2年連続で同部門にノミネートされています。
「King’s Disease」に収録されている「Replace Me」の元ネタはこちら。
また、同年クリスマスにアルバム「Magic」(2021)をサプライズリリースしており、50歳を目前に控え現在も精力的に作品をリリースしています。
そんなニューヨークのベテランが、2022年11月にシリーズ3作目となる「King’s Disease III」をドロップ。
Hit-Boy、ゲストアーティストが参加していないことについて語る
前述のアルバム「Magic」に収録曲「Ugly」でNasは「KD3 on the way, this just to feed the buzz.」とラップしており、エグゼクティブプロデューサーを務めたHit-Boyは「Magic」のリリース直後に「King’s Disease III」の制作に着手したことを明かしています。
KD3の話題作りのために、このようなことをしたんだ... Nas、俺の友人はマニアックなんだ。
それから約1年が経ってリリースされた今作は、全17曲収録し「King’s Disease」から4作連続でHit-Boyがエグゼクティブプロデューサーを務めています。
また「King’s Disease II」では、Eminem、Lauryn Hill、EPMD、Charlie Wilson、YG、Blxstなどベテランから若手まで多くのゲストが参加しましたが、今作ではゲストが参加しておらず、Nasにとって2002年のコンピレーションアルバム「The Lost Tapes」以来のゲストなしの作品となりました。
これについてHit-Boyは、コンセプト作りの段階から色々と試行錯誤したものの、思うようにいかず、フィーチャリングなしのアルバムになったと語っています。
正直なところ、アルバムを深く制作を始めてから、誰がその一部となるかを考えてコンセプトを練ったんだ。 自分のパソコンに入っている色々なアーティストのフィーチャリングをいくつか聴いて、いろいろ試してみたけど、俺らがソロでやっているようなレベルでは、何もつながりがなかったんだ。 これはNasにとって初めてフィーチャーなしのアルバムだと思うから、それ自体がイルなことなんだ。
「King’s Disease III」トラックリスト
1 Ghetto Reporter
Pro. Hit-Boy
2 Legit
Pro. Hit-Boy
3 Thun
Pro. Hit-Boy
4 Michael & Quincy
Pro. Hit-Boy
5 30
Pro. Hit-Boy
6 Hood2Hood
Pro. Hit-Boy
7 Recession Proof
Pro. Hit-Boy
8 Reminisce
Pro. Hit-Boy
9 Serious Interlude
Pro. Hit-Boy
10 I’m on Fire
Pro. Hit-Boy
11 WTF SMH
Pro. Hit-Boy & Jansport J
12 Once a Man, Twice a Child
Pro. Hit-Boy & Hollis III
13 Get Light
Pro. Hit-Boy
14 First Time
Pro. Hit-Boy
15 Beef
Pro. Hit-Boy
16 Don’t Shoot
Pro. Hit-Boy
17 Til My Last Breath
Pro. Hit-Boy
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