2022年にリリースしたDJ Khaled (DJ キャレド)の13枚目のアルバム「GOD DID」は、発売初週にアルバム換算で10万7000枚を売り上げ、前作「Khaled Khaled」(2021)に続き、自身4枚目の全米チャート1位を獲得。
このアルバムでは、彼の息子Asahd Tuck Khaled、2020年に誕生した次男Aalam Tuck Khaled、またイスラム教の神と崇められているアッラーがエグゼクティブプロデューサーにクレジットされており、DJ Khaledの親バカぶり(?)が垣間見れます。
今回は、このアルバムからアトランタを拠点に活動するラップトリオMigosのQuavo (クエヴォ)、Takeoff (テイクオフ)をゲストに迎えた「Party」(2022)をピックアップ。
ここでは、この曲の元ネタについて解説します。
DJ Khaled feat. Quavo & Takeoff – Party (2022)
楽曲情報
DJ Khaled (DJ キャレド)
出身地 :ルイジアナ州ニューオーリンズ
生年月日:1975年11月26日
ジャンル:Hip Hop
Quavo (クエヴォ)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1991年4月2日
ジャンル:Hip Hop
所属 :Migos
Takeoff (テイクオフ)
出身地 :ジョージア州アトランタ
生年月日:1994年6月18日
ジャンル:Hip Hop
所属 :Migos
レーベル
Epic Records
Sony Music Entertainment
We The Best Music
プロデューサー
DJ Khaled
STREETRUNNER
Tarik Azzouz
元ネタ・サンプリング
Eddie Murphy – Party All the Time (1985)
“Party” 元ネタ・サンプリング
Eddie Murphy – Party All the Time (1985)
元ネタになったのは、ニューヨーク、ブルックリン出身の俳優、シンガーEddie Murphy (エディ・マーフィ)の「Party All the Time」(1985)です。
1980年代前半、コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演して注目を集めたEddie Murphyは、1982年公開の「48時間」で映画デビューを果たします。
全米中から注目を浴びる中でリリースされたこの曲は、彼のデビューアルバム「How Could It Be」(1985)に収録。
アルバムの1曲目「Do I」と、エンディング曲「Everything’s Coming Up Roses」は、Stevie Wonderが楽曲提供したことでも話題を集め、アルバムは全米チャート26位、R&B/Hip Hopチャート17位を記録。
アルバムからのリードシングルとしてリリースされた「Party All the Time」は全米チャート2位を記録するヒットとなりましたが、アメリカの音楽雑誌Blenderは「史上最低の曲50選」で7位にランクインするなど、批評家から酷評を浴びたことでも知られています。
また「Party All the Time」の頭文字をとったこリミックス「PATT」を、2006年にイラン出身のハウスDJのSharamがリリースし、UKシングルチャート8位を記録しています。
Sharam – PATT (2006)
おわりに
以前の記事で、DJ Khaledは13枚目のアルバムをリリースできたことを誇りに思うと明かし、今作のアルバムのアートワークで流した涙について「喜びの涙だ😢」とInstagramに投稿し、次のように語っています。
この涙は、喜びの涙だ😢 神様の祝福からだ🙏🏽 神様、俺はとても愛しているよ! ありとあらゆることに感謝しているよ。 神様、俺の家族、友人、ファンを祝福してくれてありがとう。 誰も信じなかった時、あなたは信じてくれた。 俺は毎日あなたを称えるよ。 俺たちは神の仕事をするためにここにいるんだ!
この機会に、元ネタと併せて聴いてみてはいかがでしょうか。
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